当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

個人的にご連絡をくださる場合には
hixim14アットマークの後gmail.com
までお願いいたします。
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2016年6月1日水曜日

洗濯動線とアイロンスペース

うちの洗濯動線がズボラ仕様になっていて、我が家的には非常に使いやすい、という話は何度も書きました。
関連記事〜
洗濯動線でもっと考えれば良かったこと
あってよかった洗濯機周りのハンガーポール

ここ最近、なかなか外で洗濯物を干すことが出来ないでいたのですが、そんな状況でも我が家は洗濯に関してはかなりストレスフリーです。

パッと思いつく理由は…
・洗濯に関する動線がとにかく少ないこと
・室内干しのスペースがたっぷりあって、さらに室内干しの洗濯物が他の動線を妨げない
…あたりかと。

とにかく動線です。
1、洗濯機まわりに置いたカゴに洗濯物を入れる
2、洗う
3、取り出す
4、干す
5、しまう
の行程が5歩以内で完了できることは大きいです。

まあ、子どもが(たまに大人も)なかなか脱いだものをカゴまで持って行けないとか、外に干すときの動線がちょっと不便とか、色々あるのですが、本当にこの洗濯まわりに関しは、家を建ててよかったなと思えるところであります。

で、今回は上記の「4、干す」と「5、しまう」の間のこと。
ええ、嫌いな家事のやり玉に挙げられることの多い「アイロン」について、現在はどうしているかのご紹介。

新築したては、なかなか場所も定まらずアチコチさまよっていた我が家のアイロンスペースですが、最近、ほぼ固定の場所が出来ました。
左が洗濯機、その横にスロップシンンク、
室内干し用のハンガーポールが上下で4本、
写真右の部分にメタルラックをおいてアイロンスペースに。
片付けるときはアイロンスペース奥(写真右奥)のクロークへ
さもありなん、室内干しスペースの真下です。
つまりは、室内干ししてある洗濯物を(外で干した場合もハンガーのまま取り込んで室内干しスペースに一時置きしますので同じです)ほぼ動かずにアイロンスペースに下ろしてアイロン掛け→ハンガーにかけ直して収納場所へ(この動線もい2、3歩)移動させる、ってことです。
う〜ん、我ながらズボラです。
アイロンスペースの背中側にタオルやハンカチ置き場
奥に衣類を収納するクローク
ここに立つと数歩で洗濯に必要なスペース全てに手が届きます


しかししかし、花粉とか梅雨とか降雨雪とか共働きとか…とにかく洗濯に関する事情は厳しいものがある現代、そしてここ北陸。
洗濯動線が楽なことはイコール生活が楽なこと、というのは言い過ぎではないと思っていますし、実際大いに感じていることです。

ということで、計画中の方、洗濯動線に関してはしつこいくらいに検討するのが良いと思います。
我が家の場合かなりフレキシブルな洗濯機まわりになっていたので(→あってよかった洗濯機周りのハンガーポール)、二年かけて今の洗濯動線に落ち着いて、ことなきを得ていますが、アイロンに重きを置かないといけない方は、計画にはじめから組み込むことをおススメします。
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2016年4月19日火曜日

下地材むき出しの屋根裏収納はこんな感じ

久しぶりに両親の新居の話。
うちの両親の家はゆったりした造りになっていますが、平屋です。
和洋折衷な部分もありますが、全体的には和風で屋根は切妻が二つ重なっている感じです。


ということで、屋根裏空間が存在します。
で、最近の住宅ではスペースの有効利用のためによくある話だと思いますが、屋根裏空間を収納に使っています。

収納へのアクセスは天井収納タイプの折り畳みハシゴ。

普段はこのように閉じてありますが、取手の部分に引っ掛け棒をつけて引き下ろします。
開くとこんな感じ。


この階段…というかハシゴですね、は急だし、重い荷物を持って上り下りするのは大変そうです。荷物を持っていなくても怖いくらいですから。還暦を迎えた両親が使うのはちょっと心配です。
あと折りたたみの仕組みに使われている金具や折りたたみ部分の木材で手を挟みそうで怖い、というのもあります。


そしてそして、またまたよくある話だと思いますが、この屋根裏収納は床も壁も天井も仕上げ材が使われていません。
壁と天井はボードがむき出し、床は合板むき出し、普通は隠れる部分に使うような柱もむき出しとなっています。化粧柱ではないということです。
何故か巾木だけはついているのですが、多分余ったからだと予想。

天井は傾斜がついていますが、一番高い部分でも大人がかがむ高さです。建築基準法上の居室にならないように140cm以内(でしたっけ?)になっていると思います。
広さは下?本体?が贅沢な広さの住宅というだけあって余裕です。それでも建坪のうちのごく一部なのですが…10畳くらいです。見えている柱は六本だと思います。
…で、丁度キッチンやリビングの方面になる屋根裏に向かって出口があり(写真奥の小さくて意味有りげな扉)屋根裏が覗けるようになっています。
このリビングには業務用っぽい天井付けのエアコンがあるので、そのダクトなんかが通っているようです(暗くてよく見えない)。


新築の際にコストカットのため、こういった屋根裏や床下の収納を仕上げ材無しで、というのを見聞きします。他にもあとで壁仕上げをDIYする場合などもありますね。
それで削減できるコストはどのくらいか分かりませんが、このように普段使うことのないものを置いておく部屋、滅多に入ることのない部屋なんかだと、この状態で充分だと思います。
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2015年11月30日月曜日

「床下無し」のデメリットはある?

また「我が家にないものシリーズ」の話なのですが。
我が家には床下がありません。…正確にいうと少しだけあります。

上の画像でいうと「ナラ複合材仕上げ」のリビングには、多少の床下空間が存在します。
しかし、高さでいうと20cmで5cm程度の断熱材が敷き詰められているので、入って点検を行なえるような通常の床下ではありません。床下に入るための開口もないですし。
この画像は、床施工の準備中の画像で「プラ木レン」が一定間隔で置かれ、土間コンクリートに接着されています。この後にフィルム無し断熱材が敷き詰められ、構造合板、床仕上げ材の順に貼られています。
土間コンクリートの下はどうなっているかというと…
我が家は「布基礎」なので、下から順に
・防蟻処理土壌
・防湿フィルム
・土間下断熱材
・土間コンクリート
となっています。
施工前の写真
写真奥側の断熱材が置かれているところが
リビングにあたります

そして、完全に床下がない部分の構造は下から順に
・防蟻処理土壌
・転圧砕石
・防湿フィルム
・土間下断熱材
・土間コンクリート(ワイヤメッシュ、床暖房配管埋設)
となっています。
床暖房配管埋設の様子
という訳で、我が家にはほとんど床下と呼べる部分がありません。

依頼設計事務所では、我が家のよう生活空間がにコンクリート&床暖房という設計例が沢山あります。
コンクリート&床暖房の使い心地は、何度も記事にしてきたように素晴らしいものであるのは間違いないので、積極的に採用されているのだと思います。
基礎の形状は、我が家は布基礎ですが、ベタ基礎や…なんだっけ名前は分からないですがベタ基礎を逆さまにしたようなのや、色んな種類のものが適所採用されているようです。
床下がない構造の施工例が結構沢山あるのは事実です。

床下がないデメリット
ちょっとネットで調べてみたのですが、色々挙げられています。
ただ根拠がハッキリしないものや「それって床下があっても同じじゃ?」と思うことも一緒に挙げられているので、ここで記事にするにはもっと詳しく調べる必要がありそうです。シロアリ湿気が挙げられることが多いようですが、我々としては「建築士さんが工法として勧めるからには、基本的な対策がされているもの」と考えその辺の心配はあまりしていません。

実感として
床下無しコンクリート床住宅に住んでいる現在、実感として一番心配かな?と思うのは、やはり「床暖房の配管に不具合が起こった場合」ですね。
配管に不具合が起こっても、ちょっと見て原因を特定することも出来なければ修理も不可能に近いので、心配にならないはずがありません。
これも調べると「温水管は30年くらいはもつ」とか見かけますが本当でしょうかね?
30年もっても、その後は?と思ってしまいます。が、そのときはそのとき。そんなことを記事にしなくていいように願うばかりです。

ちょっと調べた限りでは、コンクリート埋設の床暖房で不具合が出たとか床下無しの住宅でこんな不都合が!とかの情報が見当たらないので、割と楽観視していますが、そもそも日本では床下がある住宅が長らく普通だったので、何年かたった時の不具合がまだ出てきていないだけ、とも考えられます。

しかし(ちょっと矛盾しますが)昔から何かの貯蔵・保管に使われる土蔵などでは土間や三和土仕上げが多用されていて、これらが床下無しといえばそうですよね。この床下無しにはそれなりの理由もメリットも存在しますので、やはり物事にはメリットデメリットの両面があって、それを吟味しつつ選択するしかないのだろうな、といういつもの結論にたどり着くのでした。
なんだかよく分からない記事になってしまいましたが、何を採用しても心配事というのは出てくるので、事前によく調べて納得の上の採用がおススメです、というのがまとめになります。
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2015年7月22日水曜日

掃き出し窓のない家とありえない窓配置の家

何度も書いてきたように我が家の窓は少ない方だと思います。
なにより特徴的なのは掃き出し窓がないことです。
窓、自体にそれ程こだわりのなかった私たちで、掃き出し窓がなくても特に何とも思わずに現在に至っています。

掃き出し窓がない理由
・敷地に余裕がない
→掃出し窓の醍醐味は、そこからテラスやデッキに出てアレコレ出来る、ということだと考えています。
我が家の場合土地は47坪、都会地から考えると充分かもしれません。しかし人数分(かそれ以上)の駐車スペースを必要とするここ富山では、接道側に2台、無理して3台分のスペースを取った状態で我が家が必要とする延べ床面積40坪程度を計画すると、建物はほぼ敷地いっぱいいっぱいになります。
上手く視線を外して中庭やルーフバルコニーを計画すれば、掃き出し窓から出ることも可能だったでしょうが、予算や防音などの理由から箱形になっている我が家には困難な設計だと思います。
また、狭いスペースでも良いからデッキが欲しい、と思っても、デッキそのものとそのスペースを囲う外構予算は捻出できなかったでしょう。
※我が家の外構は本当に最低限です(参考記事→我が家のコストダウン)。

・防音のため
我が家の防音室は一室で成り立つものではなく、家全体で考えてあります。
窓が大きければ大きい程、防音に不安が出てくるということです。
よって、窓は極力少なめ、かつ二重サッシになっています。
必要&効果的(採光、通風、目線外し)なところには、大胆な窓も設置していますが、デッキやバルコニーが設置できない我が家に掃き出し窓は必要なかった、ということです。

・コスト
上の二つに共通していえるのがやはりコスト。
デッキやバルコニーを設置すればコストがかさみ、そこに出入りするための掃き出し窓そのもののためにもコストがかさむことになるので、必要なかった、というよりは採用できなかった、という面の方が強いかもしれません。上述したように私たちはそこまで窓に要望がなかったのですんなり受け入れましたが、大きな窓=充分な採光・通風を求める方だと受け入れ難いかもしれません。

掃き出し窓がない代わりに…
キッチンの近くに勝手口があります。テラスドア、という曇りガラスが入った製品を採用していて、こちらも二重になっています。

掃き出し窓がなくて良かったこと
・冷暖房効率
旧居のアパートでは、外に面した壁面がほぼ全て掃き出し窓ありで、3DKの間取りに実に5カ所の掃き出し窓が入っていました。これが暑いの寒いの。ちょっと西に傾いた間取りだったので夏はうだるような暑さが直接室内に一日中差し込む。冬はもうとにかく寒い、結露、結露がそのまま凍る、で掃き出し窓の近くは暖房したそばから冷えていく感じ。
それなりに年数が経ったアパートで、その年代のアルミサッシなら仕方がないことだと思いますが。
これが現在は、床が冷え込んだり暑さを吸収することもなく、冷暖房効率の良さを実感できます。
上記のテラスドアが、いうなれば掃き出し窓代わりなのですが、夏は内側のドアを開けるだけで間の空気が暑いのを感じますし、冬は大部分の床が床暖房で暖まっているのですが、テラスドアの付近だけ驚く程冷たいのです(断熱材の構造と温水配管の施工レイアウトの関係もあると思いますが)。
それでやっぱり、窓というのは大きくすればする程断熱には不利なんだな〜と感じています。

・掃除が楽
サッシって汚れがたまりがちですよね。腰高の窓でももちろん汚れますが、掃き出し窓だとさらに汚れると思います。
また開放したときに、外からのゴミや砂埃が入り込みやすいのも掃き出し窓です。
なので、比較すれば掃除が楽だと思います。ま、我が家の場合は全て二重サッシなので単純に掃除の手間が倍なのですが…だからこそ、掃き出し窓でなくて良かったと思えるところでもあります。

・カーテン類
単純に同じ幅なら掃き出し窓より腰高窓の方が面積が少ないので、安く済みます。
ただ、カーテン類は縦に伸ばす(布が広く)より横に伸ばす(メカ部分が広く)方が、コストがかかるので、上手く設計配置すればクリアできることかもしれません。
また、腰高窓だからこそ、遮光や遮像を気にせずカーテンを選択できました。
下記のプライバシーとも関連しますが、もし掃き出し窓だったら、遮光・遮像のためにカーテンのコストがかかったと思いますし、せっかくの窓もカーテンを閉めきることになっていたかもしれません。
左が見た目の好み重視の東窓
ハンターダグラス社 シルエットシェード

・プライバシーの確保
これは個人によって感じ方の異なる部分かもしれませんが、外から見える部分が、腰高窓で上半身のみなのと、掃き出し窓で全身なのを比べると、プライバシー的にはやはり腰高窓が有利だと感じます。
我が家は南側隣家が迫っているため採光が望めず、窓を大きく配置するのはどちらかというと東側がいい、という感じです。なのでここに我が家最大の開口を取っている訳ですが、それでも腰高窓です。
東側は通路になっていて、近所の人が結構行き来しています。
これが掃き出し窓だったら…と考えるとちょっと寒気がするくらいプライバシーが気になります。そこをカバーするために外構の費用もかかることだと思います。




…もちろん採光・通風や開放感が無くなるデメリットはあります。
採光は配置でまかなっていますし、最近の住宅は換気はしっかりしているので、我が家はそこをあまり重視しなかったということです。

ありえない窓配置
最後にタイトルにある「ありえない窓配置」とは。
依頼設計事務所に決める前に地元工務店にプランを依頼したことがあります。
プラン自体は好みで、一般的に考えるととっても素敵なものだったのですが、色々と突っ込みどころありすぎだったんです。
その一つが、人の通行のある我が家の東側通路に面した方の窓の配置。プライバシーは全く考慮されていませんね。
東から
南東から
パースには植え込みやウッドフェンスが描かれていますが、このプランを出してきた時点で外構は予算に含まれておらず、肝心の防音室もスペースが取ってあるだけでただの部屋状態。プライバシーのための外構や防音のための仕様を追加したりすれば、そこから見積もりが膨れ上がることは火を見るより明らかだったので、依頼には至らなかったのです。

東面、外構ナシ
手前の通路に人の往来が多い
夜の東面
「リビングやダイニングキッチンには掃き出し窓ありき」という固定概念でプランを作成する工務店と、まわりの環境・デザイン・コスト・必要とされる条件を総合的に考慮する設計事務所との違いが、もっとも感じられた部分でもあります。
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