holly tunes: キッチン背面収納の仕様と価格

我が家のキッチン、背面収納は壁埋め込みになっています。

理由はワークトップ⇔背面収納までの距離があまり大きくとれないから。

それでもワークトップ⇔背面収納が約75cm、収納自体の奥行きが約27cmと、どちらかというとミニマムなサイズ感に仕上がっています。

建築中の背面収納部分
埋め込みにするために間柱を切り欠いています
断熱材もこの部分だけ他より厚みが少なくて済む
材料を採用しています

ではサクッと仕様を

サイズ
幅210cm、高さ160cm、奥行き（扉の厚み含む）29.7cm
床から40cm浮かして壁に埋め込み。

材質
本体：ポリ合板フラッシュ（だと思う、ブラック）
扉：ポリ合板フラッシュ（ホワイト）
棚板：ポリ合板フラッシュ（ブラック）
棚受け柱：スガツネ工業のアルミ棚受け柱を8本使用、2cmピッチで高さを調節可。

扉は幅108cm、高さ163cm、厚さ2.5cmで縦半分のみを覆う大きさです。本体の天面に施したレールと引き戸用のスライド金具で吊っています。
本体は枠のみが壁に埋め込んである状態で、背板はありません。背の部分はプラスターボード仕上げの上にウレタン塗装（ブラック）

値段
※我が家の造作キッチンの値段と同じ事がいえるのですが、この金額が我が家と依頼設計事務所とオーダー先と施工会社の組み合わせでこの当時に出てきたもの、ということにご留意願います。
依頼設計事務所では基本的に「一式見積もり」を禁止していて、価格は全て一つ一つのものを加算していく積み上げ方式です。
が、施工会社やオーダー先が出す価格には多分「全体から見ればここはこれくらいの値段で」のドンブリ勘定や「いつもオーダーして貰っているし、これからのつきあいも考えるとこれくらい」のお得意さん勘定も含まれている可能性があります。消費税増税前、ということもあります。つまりはこのときに出た価格で同じものが作れるか、というとそうではないので、その辺ご了承頂いて参考にして下さると嬉しいです、ということです。

本体と棚板、棚受け柱、扉で23万円
細かくいうと背面の塗装も含まれるはずだけど、見積もりからは漏れていました。

使い心地は？
内寸が約27cmという、これ以上小さく出来ない奥行きですが、だからこそ使いやすいです。奥行きが広くて前後に並べるのと比べると、出し入れがとってもしやすい。かなり大型のお皿だと入らない可能性もありますが、普段使いではないので我が家では問題なし。
問題は奥行きが浅い事で収納量が減る事ですが、幅×高さの大きさでそれをカバーしています。我が家の食器量は少ない方だと思いますが、普段使用するものに加え来客用も入るしカラーボックス用のカゴを使って常温保存野菜やフリカケなんかも入っています。整頓出来ていないので改善したいところなんですが。
また、扉が半分の大きさしかないという事。つまりは常に半分はオープン状態な訳ですが、ホコリが積もりやすいのは積もりやすい。けど私は例え扉が両方に付いてようが開いている事が多い気がするのでこれで良かったと思います（建築士さんに見抜かれた!?）。見た目とってもスッキリしています。引き違い戸にするとなると、狭い通路がさらに幅が取られていたでしょうし、見た目もゴツくなっていたはずです。

まとめ
背面収納もメーカー品や家具専門店のものだと機能がたくさんでいいなー、と思いますが、私はこの超シンプルな棚板のみ！の収納を使いこなすので精一杯です。将来的な使い方の自由度も高いし、背面収納としていいのか悪いのか、高いのか安いのか、一般的には分かりませんが、私としては充分で満足しています。

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