当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
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2015年6月17日水曜日

キッチンワークトップの作業スペースの広さ

我が家のキッチンはかなりシンプルに出来ていますが、気に入っている部分の一つです。
関連記事〜
WEB内覧 キッチン
WEB内覧 入居後キッチン

ただ、設計中に色々な要因で諦めたことがいくつかあります。
その一つが、作業スペースの幅。

作業スペースとは
本記事内でいう作業スペースとは。
キッチンワークトップのスペースを行程ごとに分けると
1、準備スペース(冷蔵庫等から食材を出して置く)

2、シンク(食材を洗う)

3、作業スペース(食材を切る)

4、加熱スペース(ガスレンジ等、食材を加熱する)

5、配膳スペース
…と説明されているサイトが多いです。

今回は、このうちの3、作業スペース(食材を切る)について。

作業スペースの必要幅は?
色々なサイトを見ると「60cm〜90cm」というのが一般的なようですね。
その他にも調理器具の収納やゴミ箱の位置や片付け動線が考慮されるのが望ましいです。
また、我が家のようにI型キッチンだと、広すぎても移動距離が増えてしまうだけになりますので、幅を広く取りたい場合は、セパレートやL型にするのがいいんですね。

我が家の作業スペース
一般的に必要とされている幅の最小値である約60cmです。
設計当初は余裕のある75cmだったのですが、一番右に配置する食洗機を60cm幅のものにしたため、シンクが左にずれたのに伴い、75cm→60cmとなりました。
設計当初


変更後
シンクを左にずらした分
作業スペースが狭くなった


幅60cmの作業スペースの使い心地
これは、冷蔵庫との位置関係、調理器具の収納位置なんかとも関連してくるので一概にはいえませんが、私個人の感想としては「やはり少し狭い」です。
上の行程ごとのスペースでいう1、準備スペース(冷蔵庫等から食材を出して置く)がほぼないのも理由の一つではあります。準備スペースがないので、作業スペースに食材を出しておかないといけないという。

ということで、気合いを入れて「さあ、料理しよう」というときに、食材を冷蔵庫から出して置いておくと、それだけでスペースがいっぱいになって作業しづらい、ということが多いです。
切った後の食材を置いたり
加熱後の食材を一時置きしたり
するスペースに困ることが多い
ここで、冷蔵庫の位置と開く向きが最適になっていないのもあって、作業中に何度も冷蔵庫を開くのがおっくう、というのも結構影響しています。
冷蔵庫の開く方向とキッチンの間取り

作業スペース確保のために
60cmの食洗機をどうしても導入したかった、という経緯があったので、作業スペースが狭くなるのは承知の上でしたが、やっぱり多少の工夫が必要です。
ということで、シンクの上に置けるまな板の登場です。
現在我が家には
・キッチンをオーダーした際、シンクにはめられるように加工した樹脂のまな板

・入居後に自分で購入して、同じように加工してもらった木のまな板
の2種類+ちょっとしたものをカットする用のカッティングボードがあります。

シンクに掛けられるように加工してあるので、その分作業スペースが広がることになります。また板の真下にざるを置けるので、効率も少しだけ上がります(伝わるかな?)。


ただ、まな板の下の部分のシンクを調理中にすぐ流せないので、その分はプチストレスですし(伝わるでしょうか?)、シンクの中がごちゃつきがち、というのもあります。
また、まな板は本来横長に置きたいのに、縦長に置くしかないので、この方法も使い勝手に100%満足、という訳ではないです。

まとめ
収納やコンロ、シンク、冷蔵庫との配置を工夫することでかなり改善できるが、作業スペース60cmは、やはり多少狭く感じます。
シンクにまな板を設置するなどの工夫も有効だけど、一長一短なので、何を優先するのかを考慮に入れてスペースの設計をするのがいいと思います。

調理の効率を考えるにあたって、スペースの広さと同じくらい、調理器具やゴミ箱との位置関係も重要だと気付きました。また記事にしたいと思います。
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4 件のコメント:

  1. holicさん、こんにちは★
    このような「作業効率ネタ」大好きです!
    作業中のプチストレス、すごくよくわかります。
    改めて思い返すに、私が設計に一番時間かけたのは作業効率(動線、キッチン・脱衣場・洗面台の使い勝手)です。
    次回も楽しみにしていまーす!

    返信削除
    返信
    1. フフ、バードさんの本日の記事の動線を可視化したゾーニングの図みたいなの、私も大好物です。
      だから「住まいの解剖図鑑」も楽しく読めたんですよね。
      設計時は内装とか構造とかに目がいきがちですが、こういう、いってしまえば細かーい作業動線が日々の生活のしやすさに影響してくるんだなーと最近感じています。

      削除
  2. そらとぶこぶた2015年6月18日 17:26

    うちも作業スペース小さいです。
    なんてったって、15cm(だっけ?もっとちいさいかも)くらいですから。

    でも、3Dシンクなので、なんとかなっていますよ。
    同じようにシンクの上にまな板と、作業台があります。まな板をつかうとたしかに水を流せる部分がほんの少しになりますが、まな板が作業台の下にスライドさせられるので、何とかなっているかな、と思います。

    まな板をもう少し大きくすると使いやすいかも、と思いました。

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    返信
    1. ありがとうございます!確か食洗機をかがまずに使えるように腰高に置くために、ワークトップの幅を狭めたんですよね?
      作業スペースが15cmとは使い勝手の想像がつかないですが、それだけ3Dシンクが優秀だということですね〜。ちょ、ちょっと一回使ってみたいです、3Dシンク。
      まな板はなかなか思うようなサイズが見つからず、シンクの幅も80cmでそこまで広くないので、今使っているのは結構細長いものです。もう少しだけでもまな板が広がれば、確かに使いやすさが格段にアップすると思います。
      それにしても、かがまなくてもいいミーレ、うらやましいです〜。

      削除