減額に失敗した吊り戸については以下の記事が関連。
WEB内覧 2Fフリールーム
WEB内覧補足 2Fフリールームの押入
我が家の予算と減額調整
減額できなかった経緯を記す前に我が家の予算調整の流れについて簡単に。
1)建物にかけられる予算を2500万円と建築士に伝える
関連記事:予算と資金の配分をFPに相談
2)設計中に先行取得した土地の代金支払いの目処がついたことにより、建物にかけられる予算をマックス2800万円に増額
関連記事:FPに相談 予算整理と住宅ローン選択
関連記事:減額調整示唆と郵便受け
実施設計打ち合わせ#3概算見積り
絵に描いた家
実施設計完了、見積もり依頼へ
4)施工会社の詳細見積もりが2700万円超とでたが、2)で増額した予算内だったため、大きな減額調整はなし、と決定
関連記事:懸案の詳細見積もり、工期が出た!
5)大きな減額調整はしないが、詳細見積もりに含まれている細々とした項目(「草刈り」「キッチン壁付け小物」「施主支給する窓のカーテン」など自分で用意するもの)は、施工会社への最終的な支払いから差し引けると建築士さんに言われる
関連記事:施工会社決定、減額ポイント1
なるべくお金をかけずに草刈を依頼する
シルバー人材センターの草刈り請求額
施主支給により見積もりから除かれる物まとめ
…という感じで減額調整はしないが、見積もりに含まれているものを施主支給にするなら、最終的な支払いから差し引けますよ、と。
これは建築士さんが施工会社に、原則「一式見積もり」を禁止し、全て「積み上げ方式」の見積もりを作成するように指示していたため可能だったことだと思う。
そのために、この見積もりを作成するのに多大なる労力が必要だったろうと思うのだけど、それはまた別の話で。
そして本エントリーの内容に関連してくるのが、差し引ける項目をいつリストアップして施工会社に伝えればいいかということ。
これは「建築が開始してから、最終支払いの前まで」と言われていた。
よって施主で支給する物をリストアップして伝えたのが、上棟(2013.11)を終えたあたりの時期(→2013.12 施主支給により見積もりから除かれる物まとめ)。
見積もりから除かれるものまとめには、最終的に除けたもののみ記事にしたのだけど、減額しようと伝えたものの中に、本題の「押入の戸」を含めていた。
押入の戸を無くそうと思った理由
旧居のアパートやマンションでは、毎回押入の戸を外してスクリーンなどの目隠しを付けて利用していて問題がなく、半分以上の開口で押入を利用できるのでむしろ使い勝手が良かった。逆に外した押入れの戸の処遇に困ったくらい。
押し入れ整理ラック ベルメゾン商品ページより |
そして、一番には「室内戸」が結構高額だったこと。
施工会社による詳細見積もりの造作戸の部分 戸は結構高い! |
室内戸は全て造作で、ポリ合板フラッシュ戸メラミン仕上げにカワジュンの取手を組み合わせたものだったのだけど、一枚約3万円。
押入戸は2枚になるので、無くせば約6万円の減額になるはず。
押入戸の詳細図 |
…ということで「見積もりから外したいもの」のリストに入れたのだけど、申し出た時点で建築士さんには却下されてしまった。
押入れの戸を無くせない理由
建築士さんが挙げた理由は、既に申請し確認がおりていた「確認申請での換気の計算」に影響するから、というものだった。
つまり、押入れの戸をなくすと換気の計算に必要になる部屋の容積が変わってくるため、無理です、とのこと。
確認申請書の換気計算などの部分 |
でも当時建築士さんは「いや、でも戸の代わりにスクリーンがあれば大丈夫かも?!」とか、ちょっと検討してくれそうな雰囲気もあったのだけど、そんな手間をかけてまで減額を強行するのは気が引けたので、結局「戸有りのままでいいです」と諦めたのだった。
ここまで引っ張った割にたいした話じゃないのだけど、そういう訳で押入れの戸の減額に失敗したのでした。
もし本気で押入れの戸が要らないなら、確認申請の前に無くしておく必要があった、ということ。
まあ、現在のところ押入れは半分しか開かなくても不便ではないし、新築の見た目、という観点からも押入れの戸はあってよかったな、と思ってはいる。
吊り戸が思った以上にスッキリしていて結果オーライだったけど、戸を外したくなったら置き場所に困ることになる、という減額に失敗した話。
以下のリンクより、いろんな方の家づくりの失敗、良かった事の記事をまとめて読めます↓
家づくりおすすめできる事・できない事 |
家づくりの残念・失敗・後悔ポイント |
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