実施設計が95%完成して、概算見積もりが出てきて、もう後は設計図を完成させれば建築に入れる所まできた。
建築士さんが口を開く。
「それで、これから業者選定に入りますが・・・」
つまり、今のアベノミクスで公共工事が増えて、消費税増税前の駆け込みで住宅着工が増えて、震災の復興需要もあって、ということで、予定通り8月から着工できる業者さんがいないらしい。正確には、いないかもしれない、ということ。まだ正式に入札した訳ではないから、もしかしたらいるかもしれないけど。よく仕事をする3社に軽く聞いてみたら、忙しくて全く身動きが取れないところと、返事に時間が欲しいというところと。
建設業社さんは、建築士さんの作った設計図をもとに家を建てていくのだけど、契約は施主である私たち(夫のほう?)と契約を結ぶことになる。
契約の前に、いくつかの建設業者さんに声をかけて、仕様を元にした見積もりをそれぞれ出してもらう。そこで出た金額などを見ながら契約する業者さんを決める。
こうすると、見積もりの高い業者さんは選ばれないので、適正価格で(あるいは企業努力で多少頑張った)見積もりを出してくる。結果としてコスト管理にもつながるということらしい。昨年までなら、契約を取るために頑張った見積もりを出してくれていたそう。
でも今年は状況が変わってしまった。消費税増税を前に住宅業界は大忙し。工務店さんもなかなか空いているわけではない。円安で海外の材料は高くなるし、復興需要もあっていろんなものが高めになっているらしい。アベノミクスと円安も良いことばかりではないね。建設業界にはプラスの面も大きいんだろうけど。
あまり大きいとは言えない我が家の工事だから、業者さんが入札に応じてくれないと、どんなに素晴らしいプランでもまさに「絵に描いた餅」ならぬ「絵に描いた家」。
入札に参加しても、強気な見積もりにになることも十分想像できる。
で、どうするかというと、大きく分けて2つ。
・あくまで8月着工、12月引き渡しを目指す。
・8月着工をあきらめて、引き渡し期日を延ばす。
そして8月着工のためには
1)引き続き建築士さんの方で探してもらう
2)私たちの知り合いで頼めそうな人がいれば紹介する
という方法で業者さんを捜すしかなさそう。
といっても、業者ならどこでも、ということではないので難しいところ。
建築士さんいわく、重要なのは現場監督で、大工さんならほとんどの職人さんはしっかりとした技術を身につけているが、きちんと工事を進めるには、しっかりした現場監督が必要とのこと。
ここまでは大体スケジュール通りに来たけれど、なかなかスムーズには行きません。でもここまできたら、もう少し待っても良いかも。
長男が小学校に入学する来年の4月を新しい家で迎えられたら、それでいい。
でもそれでも間に合うかどうか・・・。建築士さんは、「それだけ延ばせば、確率はかなり高くなりますよ」と言ってくれた。
まあ、こればっかりは自分ではどうしようもないので、待つことにする。頼めそうな人がいたら、建築士さんに紹介しよう。
家を建てようと思い立って、1年以上が経った。建売りなら、すぐに入居できた。ハウスメーカーの注文住宅でも、昨年中には入居できたと思う。
私たちはまだ入居どころか、建てはじめてもいない。さらに延びるかもしれない。土地に税金もかかるし、この間の家賃だって、コストといえばコストだ。住宅の長期金利まで上がってくるし。.
でも、今の段階ではあんまり後悔はしていない。むしろこれで良かったと思っている。この辺のことは、家が建って入居して、最後の最後にまとめてみたいと思う。
長男は玄関が広い家 次男は階段のある家 をそれぞれ希望 楽器もそろそろ…心置きなくやらせたい! |
_____________________________________
↓いつも以下のランキングのサイト参考にしています。参加もしています。
設計事務所に依頼して家づくりしているブログのランキングです。
驚くほど素敵な家がいっぱいあります。
今、まさに家づくり進行中のブログランキングです。
各種必要費用の支払いのリアルな記事も多いのでかなり参考になります。
↓参加ブログランキングです
0 件のコメント:
コメントを投稿