建物が完成したらまず必要になる登記、表題登記の必要書類について。
新築建物の表題登記とは新築後はじめておこなう登記で、これにより台帳に当該建物の記録がされ、その後所有権とか、相続とかの登記が可能になるもの、と私は理解しています。ま、その辺の確かな話は自分で調べた方が分かりやすいってもんです。
ここからはその辺の理屈は(なるべく)抜きにして、何をしていったらよいか書いてくつもり。
まず、表題登記に必要な書類を簡単に
法務省の建物表題登記の方法のサイトによると
・登記申請書
・建物図面/各階平面図
・所有権証明書
・住所証明書
・現地案内図(追記)
等が必要という事です。これは下記の法務省のPDFの中にある、申請書の掲載例の添付書類の所に書いてある物です。
ただ、この辺は前も書きましたが都道府県によって違いがあります。
やっぱり管轄法務局によって違いがある!
現に、私が種類を準備する前に富山県法務局で聞いてきた必要書類は上記より多いものでした。
富山県法務局のの登記申請書の掲載例の添付書類には法務省の物に加えて、申請書の写しや代理権限証書が書いてあります。
と、いう事もあるので、やはり表題登記の準備をはじめる前に必要書類について管轄の法務局の相談窓口で聞いておいた方が良いと思います。
住民票は省略できる!
また、住所証明書は住民票の写しで良いですが、法務省のページ
→建物を新築して登記をする場合の申請書の様式・記載例(PDF)
によると「申請書に住民票コードを掲載した場合は、省略できる」とあります。
同じ時期にローンの実行や色んな事に時々必要になる住民票ですが、ここでコードが分かっていれば、住民票の発行も300円程度の手数料も省略できるのでいいですよね。
委任状が必要な場合って?
その他に代理人が申請手続きを行なう場合に代理権限証書=委任状が必要になってきますが、夫が申請人で妻が手続きを行なう場合、必要でない事もあるようです。ただ、富山県法務局では妻が手続きする場合でも委任状が必要でした。
本人申請の場合は案内図も必要(追記)
そうそう、忘れてました。
本人登記のことをネットで調べると、上記必要書類に加えて申請建物の案内図も必要と書かれている事が多いです。
専門家が代理申請する場合は現地調査もほとんど無いようなので、必要かどうか微妙ですが、本人申請の場合はまず必要と思って間違いないです。
法務省のサイトにも、私が法務局に出向いて貰ってきた必要書類一覧にも載ってなかったですが、私もネットの情報を頼りに作成して持っていきました。
場所が分かればいいので、Googleマップ印刷して現地に赤印いれただけですが。
そしたら申請直前に相談窓口で「案内図もありますね?」と確認されたので、持っていってよかったです。
また、前置きが長くなってしまったけど本題。
建物図面と各階平面図について
これは一見2枚の書類かと思えますが、実際にはB4用紙一枚の左右にかきます。
建物登記の中で一番の要でもあり、しろうとだと一番かきにくい書類です。
かきにくい理由は色々ありますが、
・今時B4という規格に描かないといけないので家庭用のプリンターで印刷しにくい
・上記の理由でA4などで作成してコンビニなどで拡大コピーするのがいいのだけど、縮尺が決まっているため、大きさがズレないように配慮しないといけない
ことが大きいかと思います。
私はadobeのIllustratorを使い、はじめに書類の大きさを指定してファイルを作成→B4を印刷可能な環境でプリントアウトすることで上記の問題をクリアしました。
ネットで検索すると、PDFとか、エクセル形式とかで、図面が描き込めるようなフォーマットを公開している方がいらっしゃいますので参考にできます。が、やはり大きさには気をつけて作成しないといけません。最終的に拡大する場合はその辺を考慮に入れた大きさに描出する必要があります。
ちなみに私はIllustratorで作成したので必要な線や文字は全て自分で入れました。
もしイラストレーター形式の空のフォーマットが欲しいという方がいらっしゃいましたらご連絡くだされば差し上げます。バージョンなどの問題でで上手く使えるか分からないのですが。
で、サクッと私が作成した図面をご紹介
一応、出来る範囲で個人情報に配慮しているので見にくい部分もあるかと思いますが。
問題ありそうなら画像を差し替えたり削除したりするかもしれません。
ど、どうでしょうか?
ぱっとみたら、各階の床面積と建物&周辺の図で簡単そうに見えるかもしれませんが、これが結構細かく見ていくと一筋縄ではいかなかったんです(私の場合)。
まず、各階平面図も建物図面も一から自分でかいた訳ではありません。
建築確認申請書であったり、土地の登記情報の地積測量図やGoogleマップを取り込んで大きさを調整し、レイヤーに落とし込んで上からなぞって描いたんです。
要領の良いやり方をすればこんなに苦労しなくても良かったのかもしれませんが、私にはこれが精一杯でした。
ちなみに、枠だけ印刷しておいて後は手描きすれば縮尺に関する大きさの問題は簡単にクリア出来ますが、線を0.2mm以下にしないといけないのと、この図面が後々残るもの、という事を考慮してPCで作成する方を選んだ私です。
この書類を作成する上で私がつまづいたところについて(もったいぶってすみません、長くなったので…)次回に続けます。
新築建物の表題登記とは新築後はじめておこなう登記で、これにより台帳に当該建物の記録がされ、その後所有権とか、相続とかの登記が可能になるもの、と私は理解しています。ま、その辺の確かな話は自分で調べた方が分かりやすいってもんです。
ここからはその辺の理屈は(なるべく)抜きにして、何をしていったらよいか書いてくつもり。
まず、表題登記に必要な書類を簡単に
法務省の建物表題登記の方法のサイトによると
・登記申請書
・建物図面/各階平面図
・所有権証明書
・住所証明書
・現地案内図(追記)
等が必要という事です。これは下記の法務省のPDFの中にある、申請書の掲載例の添付書類の所に書いてある物です。
法務省の掲載例 赤で囲んだ部分が必要な書類となる |
やっぱり管轄法務局によって違いがある!
現に、私が種類を準備する前に富山県法務局で聞いてきた必要書類は上記より多いものでした。
富山県法務局のの登記申請書の掲載例の添付書類には法務省の物に加えて、申請書の写しや代理権限証書が書いてあります。
富山県法務局の登記相談窓口で貰ってきた掲載例 法務省のとほとんど同じだけど赤で囲んだ 添付書類が少し異なっている |
住民票は省略できる!
また、住所証明書は住民票の写しで良いですが、法務省のページ
→建物を新築して登記をする場合の申請書の様式・記載例(PDF)
によると「申請書に住民票コードを掲載した場合は、省略できる」とあります。
同じ時期にローンの実行や色んな事に時々必要になる住民票ですが、ここでコードが分かっていれば、住民票の発行も300円程度の手数料も省略できるのでいいですよね。
委任状が必要な場合って?
その他に代理人が申請手続きを行なう場合に代理権限証書=委任状が必要になってきますが、夫が申請人で妻が手続きを行なう場合、必要でない事もあるようです。ただ、富山県法務局では妻が手続きする場合でも委任状が必要でした。
本人申請の場合は案内図も必要(追記)
そうそう、忘れてました。
本人登記のことをネットで調べると、上記必要書類に加えて申請建物の案内図も必要と書かれている事が多いです。
専門家が代理申請する場合は現地調査もほとんど無いようなので、必要かどうか微妙ですが、本人申請の場合はまず必要と思って間違いないです。
法務省のサイトにも、私が法務局に出向いて貰ってきた必要書類一覧にも載ってなかったですが、私もネットの情報を頼りに作成して持っていきました。
場所が分かればいいので、Googleマップ印刷して現地に赤印いれただけですが。
そしたら申請直前に相談窓口で「案内図もありますね?」と確認されたので、持っていってよかったです。
また、前置きが長くなってしまったけど本題。
建物図面と各階平面図について
これは一見2枚の書類かと思えますが、実際にはB4用紙一枚の左右にかきます。
建物登記の中で一番の要でもあり、しろうとだと一番かきにくい書類です。
かきにくい理由は色々ありますが、
・今時B4という規格に描かないといけないので家庭用のプリンターで印刷しにくい
・上記の理由でA4などで作成してコンビニなどで拡大コピーするのがいいのだけど、縮尺が決まっているため、大きさがズレないように配慮しないといけない
ことが大きいかと思います。
私はadobeのIllustratorを使い、はじめに書類の大きさを指定してファイルを作成→B4を印刷可能な環境でプリントアウトすることで上記の問題をクリアしました。
ネットで検索すると、PDFとか、エクセル形式とかで、図面が描き込めるようなフォーマットを公開している方がいらっしゃいますので参考にできます。が、やはり大きさには気をつけて作成しないといけません。最終的に拡大する場合はその辺を考慮に入れた大きさに描出する必要があります。
ちなみに私はIllustratorで作成したので必要な線や文字は全て自分で入れました。
もしイラストレーター形式の空のフォーマットが欲しいという方がいらっしゃいましたらご連絡くだされば差し上げます。バージョンなどの問題でで上手く使えるか分からないのですが。
で、サクッと私が作成した図面をご紹介
一応、出来る範囲で個人情報に配慮しているので見にくい部分もあるかと思いますが。
問題ありそうなら画像を差し替えたり削除したりするかもしれません。
ど、どうでしょうか?
ぱっとみたら、各階の床面積と建物&周辺の図で簡単そうに見えるかもしれませんが、これが結構細かく見ていくと一筋縄ではいかなかったんです(私の場合)。
まず、各階平面図も建物図面も一から自分でかいた訳ではありません。
建築確認申請書であったり、土地の登記情報の地積測量図やGoogleマップを取り込んで大きさを調整し、レイヤーに落とし込んで上からなぞって描いたんです。
要領の良いやり方をすればこんなに苦労しなくても良かったのかもしれませんが、私にはこれが精一杯でした。
ちなみに、枠だけ印刷しておいて後は手描きすれば縮尺に関する大きさの問題は簡単にクリア出来ますが、線を0.2mm以下にしないといけないのと、この図面が後々残るもの、という事を考慮してPCで作成する方を選んだ私です。
この書類を作成する上で私がつまづいたところについて(もったいぶってすみません、長くなったので…)次回に続けます。
分かりにくいですが、グリーンカーテンを作成中の窓の 日が当たっているときの様子 おおー!わずかですが影になってます、今後に期待! |
↓家にまつわるお金の話、集まってます
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こんばんは!
返信削除個人的に今の時期に登記の記事は助かります。
ちょうど書類集め真っ最中なので。
私も図面はイラレで作成しました。
線の長さなどが数字で指定できるので思ったより楽でした(平家だしね~^^)
で、図面作るよりも書類集めの方が面倒で…。
明日も法務局で足りなかった必要書類を再確認してもらう予定です。
あと何回通えばOKがでるのかしら;;
実際に表題登記を行うタイミングって、悩ましいですね。
ローンのことがあるからできるだけ早くやってしまいたいのですが
壁がまだボード状態なのでだめなのかなぁ。
この辺は法務局に聞くわけにもいかず、ためらっている状態です。
グリーンカーテン、成長してますね。
私もこの後を楽しみにしております。
あー!みいやんさんの登記準備に間に合わそうと思ってましたが、やはりちょい乗り遅れちゃいましたね…スミマセン!
削除でも、という事はもうすぐ完成という事ですね、楽しみですー。
図面がなんなく出来てるようで良かったです。
調べたら、イラレ形式のフォーマットを公開しているサイトもありましたね。
申請のタイミング、確かに悩ましいです。
早くしたいけど、建前上(慣用句的意味での)引き渡しを受けてからの申請という事になっているので、まず外の見た目が完成していないとダメかなーと思い、私は申請前にガス機器などの外置きの機械も入る日程も確認しときましたが、どこまで厳密に見られる物なのか分かりません。
また、本人申請でなければ現地に見に来る事も無いようなのですが、我が家の場合はカーポートの扱いと、吹き抜けの階段があるためか申請〜受理の間に法務局員さんが現地に来て写真を撮っていきました。
図面上、判断に詰まるようなところがなければ現地調査もなかったりするんですかね?
ちょっと調べたら↓
http://blog.livedoor.jp/imoto_office/archives/52535411.html
やはり完成後の申請が原則みたいです。
「ボード状態でもいいですか?」と聞いちゃうと法務局としてもダメですとしか言いようがないですよね、多分。
しかし私のときは込み合っていたのもあってか、現地調査に来たのは申請の1週間以上後でしたし、来る前に一応連絡もあったような。
その辺、考慮しつつ最短で申請できるといいですね!