が、二階のはじめから区切ってもらった一部屋だけは勘定外です。
関連過去記事〜
WEB内覧 4.4畳個室
設計打ち合わせ 2nd案(基本設計完了)
4.4畳という個室の狭さについて
この部屋の暑さについて
現時点で、普段は使わない部屋なので通常はドアも閉めてあります。
ということで、家中ほぼ同じ室温の我が家ですが、この部屋だけは暑いし不快です。
その他の部分が室温27〜28度、湿度55%くらいでも、この部屋だけは30度を超えます。
部屋の中にはおもちゃが置いてあったりするので、気がつくと子どもがドアを開けっ放しにしていることがあります。
「なんだかエアコンの効きが悪いな?」と思ったら、この部屋のドアが開いていた、ということが何度かありました。それくらい他のスペースと室温が違うということなのですが。
なんで暑い?
我が家は家全体としては、最近の家らしく温度変化は少ない、と感じます。外気温が上がってきてもしばらくはひんやりと感じるくらい。
それに比べると、この部屋だけは温度変化が激しく暑くなりやすいと感じます。
原因はこの部屋の配置と、何より我が家唯一の西窓だと考えます。
この部屋の配置
図の通りこの部屋は、吹き抜けの家で暑くなりやすいとされる二階&西側に配置されています。
また「吹き抜けトイレの気になるところ」で記事にしたトイレの吹き抜けにも面していることも影響しているのかもしれません。ただサニタリーの吹き抜けとは壁で仕切られており、断熱材も入っています。そういう意味では、同じくこの吹き抜けに面する「二階トイレ」の方があつい空気がこもりがちかな、と思います。
そして西窓
何度も書きますが、我が家の西壁には一カ所しか窓がなく、それがこの部屋の窓ということです。
冬期の西日はとにかく眩しいのひとことだし、今この時期の西日は本当に尋常でないですね。
窓は二重サッシで、外側は遮熱タイプのLow-Eガラスが入っています。窓自体もそこまで大きいものではないのですが、ここに夏の西日が入ることがやはり室温に影響していると思います。
西日の分かりやすい画像がなくて… 画像だとこんな感じですが 実際は午後になると激しい光が差し込みます |
西日を遮る。こういうのを先人の知恵、というのでしょうか。建替え前の私の実家は昭和50年代に建てられたもので日本家屋をぎゅっと縮めたような家でした。玄関を入ると続きの和室がありその奥に仏壇、南側には広い縁側。田舎では大きいとはいえない家だったのですが、昔の家らしく風が通るように沢山の大きな窓が配置されている中、西側に面した窓は一つしかありませんでした。
なので「西向きの部屋の暑さ」というのを実感したのは、結婚してから西向きのマンションにはじめて住んだ時ですかね。ああ、西向きが敬遠されるのはこういうことかと。
つらつらと書いてきたら、なんだか良く分からない内容になってしまいましたが、要するに「西側に窓を作るにはかなりの計画性が必要」ということをお知らせしたいのです。
これも何度も書きますし、大抵の設計というのはこういうことが考慮に入っているかと思いますが、我が家の依頼建築士さんは、見える景色、プライバシー、採光通風、あらゆることを熟慮して窓の設計をしてくれます。
我が家の場合は、防音、西側隣家との関わり、そして西日などを勘案し「西側には窓が最低限(一つのみ)」という設計になっています。
関連記事〜
気になる隣家との関係、西壁の窓
もちろん設計時には私たちはそこまで思いもよらなかったのですが、夏を二回過ごして、そのありがたみが身にしみています。
ありえない窓配置再び
で、タイトルのありえない窓配置。
前回のありえない関連記事〜
掃き出し窓のない家とありえない窓配置の家
設計事務所依頼前に地元工務店でプランを作ってもらった時のものです。
今考えると西の壁にありえない程の数の窓 一階はそれ程でもない可能性もありますが 西側隣家との境界線付近は隣家のアプローチになっていて 結構西日が入ります |
そしてこのプランでも、当時は西の窓の多さに何の疑念も抱いていませんでした。
もしもの話になってしまいますが、このまま建てていたとしたら、西側隣家とのプライバシーが気になってしょうがなかったでしょうし、夏には西日の暑さに殺意を覚えていたかもしれません。
通風や採光を考えれば多めに窓を取った工務店のプランの方が優秀かもしれませんが、そこにプライバシーや方角を考え合わせると…やはり今の窓配置でベストだったと考えます。
あまりに工務店に対するマイナスな内容になってしまっていますが、一番重大なのは、設計時点でそのことに私たちさえ気付かなかったことです。
気付いて指摘して変更してもらえれば何の問題も出てきませんが、やはりシロウトの私たちには難しいことだったと、今になっても思います。
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