当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

個人的にご連絡をくださる場合には
hixim14アットマークの後gmail.com
までお願いいたします。

2015年4月24日金曜日

気になる隣家との関係、西壁の窓

我が家の建物、西側には窓が一つしかありません。二階の一部屋だけ区切った4.4畳個室の滑り出し窓だけです。

西側の窓はここだけ
関連記事:WEB内覧 4.4畳個室


西側に窓が一つしか無い理由はいくつかあります。
・コスト
→防音に配慮するために、出来る限り二重サッシを採用している我が家では、窓一つ増やすとかなりのコストアップに繋がります。
関連記事:二重サッシのメリット/デメリット

・西日対策
→これ、役割的に本当に大きいです。西日がほぼ気にならない家、かなり快適です。

・プライバシー、外構との兼ね合い
→都会地の方からは怒られそうな話ですが、富山としては敷地面積が小さく(47坪)敷地いっぱいいっぱいに建つ我が家。西側もギリギリまで隣地に寄せています。
その割にガス機器やエアコン室外機などの外部機器が西側に集約されており、作業効率のためフェンスをたてる余裕もありません。外構のための金銭的余裕もなかったし。それでプライバシーに配慮するために、窓をほとんど作らなかったのです。
ちなみに我が家の西側にはトイレや浴室やクローク(着替える場所)などのプライバシーに配慮したいスペースが並んでいますし、隣家は我が家と接している長さ丸々が玄関へのアプローチになっています(人通りがある、ということ)。
プライバシーが気になる我が家の西側
クロークからサニタリーまで並ぶ
参考記事:WEB内覧 浴室、洗面、トイレWEB内覧 ウォークスルークローク


しかし、窓が少ない事で気になる事も沢山ありますよね。

・通風
→一年を通して、窓を開けて気持ちいい期間の少ない富山。今ちょうどその貴重な時期に当たりますが、階段上の北窓(→参考:WEB内覧 階段とキッチンクロークの奥の勝手口(→参考:WEB内覧 ウォークスルークロークの二つの開口が開いていれば結構風が通ります。必要に応じてダイニング通路の東窓(→参考:WEB内覧 ダイニングや二階フリースペースの南窓(→参考:WEB内覧 2階フリールームを開けるくらいで事足ります。
最近の家は常時換気が基本ですし、冬の間はほぼ開ける事も無いので今のところ困っていません。

・採光
→明るい家がいい!という人が多い中、私たちは採光をそれ程重視しませんでした。ダイニング通路からの朝日は眩しいくらいですが、それ以外は割と暗めの我が家…でも安定した採光を得られる北側の窓や室内のFIX窓が上手く配置されているので「暗くていや〜」という事はありません、これは個人の感覚によるでしょう。
それよりも西日が入らない事のメリットの方が大きいかもしれません。
サニタリー⇔クロークの間のFIX
サニタリーの北側ハイサイドから入る安定したあかりを
クロークに入るようにしてあります
1階サニタリー吹抜け見上げる
左に見えるのが北側ハイサイド
正面に見えるのがそのあかりを2階トイレに取り込むFIX
2階トイレ内FIX
こんな感じで北側からのあかりを取り込んでいます


その他に最も気になるのが以下の事。

・外部機器の隣地への影響
→上にも書きましたが、ガス機器やエアコン室外機は西側に集約しています。
画像の右下が隣家と接する西
エアコン室外機3台、ガス熱源機、ガスメーターを設置
建築士さんは将来対応のエアコンも含めて室外機の配置を設計に盛り込んでいますが、現在設置してある3台のエアコンの室外機は全て西側に置かれています。
秋冬春はエアコンを使いませんが、梅雨時期から夏はほぼ付けっぱなしです…それでも使用するのは一台のみなのですが、室外機からの廃熱排気が気になりますよね。
また、エコキュートの稼働音がトラブルになりやすいのは有名な話です。我が家は普通のガス熱源機ですが、音が無い訳ではないので配慮が必要な可能性もありました。

これらの事は完成前からの懸念事項でもあったのですが「(境界線から○○cm離す、などの規定は守っているのだし)実際に住んでみて問題がありそうなら対応する、くらいでいいですよ」と建築士さんにも現場監督にも言われていたのでそのように。もちろん土地購入前後から建築中も現場に行った際にお隣さんに会えば、キチンと挨拶する事を心がけましたし、入居前に室外機がこの配置になっている事で問題があれば言って下さいと声をかけていました。実際エアコンを使い出してからも「気になりませんか?」と確認しました。幸いお隣さんは本当に良い方で「玄関への行き来で通るだけなので気にならないですよ」と言っていただけたのでした。
もし問題があったなら、遮蔽板とか風向板のような物で対応するしかなかった訳ですが、それにももちろんデメリットがあります。まだそれで収まればいいですが、室外機の移動を求められるケースもありますので、我が家は運がよかったといえると思います。


とまあ、こんな感じでお隣さんとのいい関係を築けているのもプライバシーに配慮された設計のおかげかな、と思えますので我が家の特徴として記しておきます。

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