当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

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2015年5月6日水曜日

カーテンDIY取付けのポイント

住宅の完成が近づくと気になってくるのが「ウィンドウトリートメント」だと思います。人によっては新築計画のはじめの方からイメージが出来上がっている事もあるかと思いますが。
私はどちらかというとそういった事に無頓着な方で、シンプルで機能を果たせていれば充分、と考えるタイプです。計画中に、あろう事か「ハンターダグラス社のシルエットシェード」の機能性と布地の美しさに魅せられてしまい、施主支給で採用してしまったのでした。我が家の会計事情からすると新築のこのタイミングでないと無理だった価格…。
しかし取付けてみれば本当に美しく、高価でも採用してよかったと今は思っています。
我が家のカーテンについての関連記事〜

カーテン費用と住宅ローン
我が家の場合でいうと…
・施主支給したシルエットシェードは手元の現金で支払い
・施主支給以外のロールスクリーンについては取付費・製品代ともに施工会社の見積もりに含められ、住宅ローンの対象額
となっています。

家づくりに関するお金について調べると住宅価格の3割程度を付帯工事や諸費用のために現金で用意する必要がある」とされている事が多かったです。インテリア類のカーテンについてはこの付帯工事に含まれると説明される事が多いため、現金で用意しなければいけないと私も思っていたのですが、そうではありませんでした。
我が家のように、カーテンの施工費が施工会社から請求される建築費に含まれていれば、住宅ローンの対象額となります。金融機関によるのかもしれません。
もちろんローンに含めればその分金利を含めた料金を支払う事になるので、出来れば現金で支払う額を増やした方がいい、という面もありますが。
逆にDIYでカーテンを取付ける場合には、ローンに含めるのは難しいと思います。それこそ金融機関や利用ローンの条件によるかもしれませんが。

あくまで推測ですが、住宅メーカーや商品住宅においては「見かけの価格を押さえるためにカーテンは別」とされているケースが多いように思います。レール取付だけ施工料金に含まれる(=カーテンのみ現金)というところもありますが、後から自分の好きなカーテンが取付けられずに失敗、となる可能性もあります。
なので施工会社がカーテンまで施工すると、こういった取付の際に起こりがちなトラブルも防げるのでメリットもあると考えます(事前に取付け計画も含めた施工ができるため)。

カーテンの取付の前にチェックしておきたい事
建売りや商品住宅の場合は標準仕様があるために、窓まわりの施工状況によって付けられるカーテンの種類の選択肢が少ない事もが多いです。オプションでカーテンボックスを追加したりは出来るでしょうが、あらかじめカーテンレールが付けられる場所が決まってしまっている事もあります。
対して注文住宅は自由。吊り方に関しては、スッキリ見せるためにボックスや天井付けにしたり、色々な効果を狙って壁全面にしたり…それに生地の組み合わせやドレープの処理から、本当に多種多様です。
赤で囲んだのが壁全面取付の例
余談ですが、設計事務所の物件を見ていると、外からの視線を上手く外して、そもそも「カーテンを付けなくてもいい窓」が設計に盛り込まれていたりしますね。
事前にイメージしているカーテンがある場合は、それがその場所に本当に取付けられるか確認が必要です。DIY取付だと特に、仕上がったときのイメージがしづらいので、よくよくしつこいくらいに確認する事をお勧めします。

確認しておきたい事項は以下のようなこと。あくまで私が思いつくカーテン類の取付のポイントについてあげていきます。

・下地
→レールやメカを取付けたい場所には下地が必要です。例えば窓枠内にレールを付けたいのに、正面付け用の下地しか入っていないと後で困ります。他に壁面全面カーテンにしたい場合、天井に下地が必要だと思います。下地がない場合の施工方法もあるようですが、ないよりはあった方が圧倒的にいいです。

・メカの奥行きと取付けに必要な幅
→私は入居後に一窓だけ自分で購入してDIY取付け、という事をやりましたが、そのときに一番苦戦したのがこれでした。
ロールカーテンだとメカの幅が大きいものが多いです。布を巻き取ると幅はさらに増えますので丈が長いと、さらにさらに注意が必要です。ボックスに収めようと思っていたら、幅がダメで入らないとかもありえます。
加えてメカ部分をブラケットを使って取付ける場合、メカ部分の幅にプラスして「取付けに必要な幅」というのがあり、布とメカ部分が収まるはずのところにも、取付が出来ないため無理、という事があります。
実際、我が家の出窓状態の外窓⇔内窓間に取付けたハンターダグラス、窓間の幅は15cmあって、巻き取り時の幅も余裕で収まるサイズだったのですが、取付けるにはギリギリの幅でした。ブラケットを付けてからメカ部分を押し込むときに斜めにする必要があるので納まりサイズよりもスペースが必要なんだそうです。ボックスの場合も要注意です。
メカ部分はA)の幅で足りるが
取付けの操作にB)の幅が必要
ブラケットを使わずにレール直付けだと、取付けに必要なスペースがなくても対応できる事が多いですが、直付けにもデメリットがあって、それが「取付・取り外しの面倒さ」だそうです。

・窓まわりのものとの干渉
我が家の場合、ほとんどの窓が二重サッシになっている事によって、この問題が多発しました。内窓が壁面とフラットになっているので、ハンドルや窓そのものと干渉することが多いです。
また、窓の端が部屋の角になっている場合の正面付け。文章にすると分かりづらいですが、以下の写真で分かるでしょうか?正面付けの場合は窓より大きな幅で取付けるのが普通ですが、それが出来ずに窓枠ギリギリの取付けになっています、ご注意を!壁に限らず収納の扉なんかとも干渉に注意です。
右側に壁のある正面取付け
左側はセオリー通り窓枠より広めの幅だが
右は窓枠ギリギリまでのサイズになっているため
光が漏れる
我が家は干渉を避けるために色々な形状のブラケットを多用していますが、私の個人的な意見でいうと、ブラケットはない方が好みです。
以下の写真で言うと、ハンドルとの干渉を避けるためではありますが、カーテンが窓から浮いている状態になります。光漏れもありますし、断熱効果を狙うカーテンの場合は熱や冷気が逃げたりする、というデメリットがあると思います。
この滑り出し窓
スクリーンを全て上げないと開けられない
また蝶番やハンドルが干渉しないように
正面付け→天井付け用のブラケットを使用しているため
かなり窓から浮いています。
通常正面付けのときはこのメカ部分上の平らになっている面を
壁に付けるはずですが、さらに浮かすためにブラケットを使用したのだと思う

・取付け方法とカーテンサイズの関係
上にも書きましたが、取付け方法や目的によってカーテンのサイズというのは大きく変わってきます。知識もないし本当に多岐にわたる内容なので詳しくは書けませんが、素人がちょっとやそっと考えたくらいではカーテンというのはビシッと決めるのは難しいと思います。サイズオーダー出来るネットショップで製品だけ頼むとかなり安く押さえられますが、サイズの吟味が必要です。

・その他
本当にカーテンについては奥が深くて考える事が沢山あるのでまとめちゃいますが、その他細々した事としては、操作紐やタッセルの安全性とか汚れを防ぐ取付法や生地選び…とか本当に色々あります。


まとめ
ウィンドウトリートメントは、取付法、ブラケットとの兼ね合い、そもそものデザイン、レースの場合や遮光生地の場合、生地の性質、生地の模様の出方や二重に下場合の模様合わせまで、考えねばならない事が本当に沢山あります。プロに頼むと採寸やコーディネートに結構お金がかかるのも納得です。
でもだからこそ、DIY取付けすると金額がかなり押さえられる部分もありますので、上手く計画したいところです。

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