当ブログ holly tunes について

当ブログ holly tunes について

富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

個人的にご連絡をくださる場合には
hixim14アットマークの後gmail.com
までお願いいたします。

2015年5月8日金曜日

リビングが防音仕様であることのデメリット

我が家の一番の特徴は防音仕様になっているリビングを大胆に家の中心に配置していること。防音室をさらにまわりの空間と壁で囲む事によって、防音室のみでは完全ではない遮音を、外で聞こえないレベルにまで高めるという目的でそうなっています。
防音室やその仕様については以下の記事が関連します〜
WEB内覧 リビング兼音楽室
二重サッシのメリット/デメリット
防音目的の仕様で思わぬメリット

この目論みは見事に功をなして、金管楽器をかなりの大音量を吹いても外では聞こえません。夫は念願の「夜遅く帰宅してからの練習スペース」を手に入れる事が出来ました。まあ、実際は忙しくて休日の夜に時間をみつけてはちょっと吹く、くらいではありますが。以前は家だと、昼間にまわりを気にしながらミュートをして吹くか、本格的に吹くならスタジオを借りるしかなかったので、本当にこの家を建ててよかったな〜と思えるところです。
お隣さんも地元の住宅情報誌に掲載されている我が家を見て、はじめて楽器をやっていることを知ったようで「全然聞こえないし気付かなかった」とおっしゃっていただけました。
富山県内の書店かローソンで購入できます、もうないかも?!
新築実例や補助金など 家づくりのアレコレについて載っているのでおすすめ!


で、今回はリビング=防音室と併用になっていることのデメリットについて。

「リビング=防音室」になった理由
通常新築の際に防音室を、と考える方は居室とは別にスペースを取る事が多いと思います。ピアノを置く小さな部屋が防音室の場合や、お子さんが本格的に楽器をやっていて子供部屋が防音室、という事もあるかもしれません。
オーディオや映画鑑賞するための部屋でもリビングとは別に設計される事もありますね。
我が家もはじめはそのような「防音に特化した部屋」を考えていたのですが、設計を詰めていく過程で「生活と場を共有する音楽室」という今の形になりました。

理由は以下のようなこと。
・楽器やオーディオを生活の一部にしたい
→練習のときにオーディオをならしながら演奏、などするために楽器とオーディオを同じスペースに置きたい。また楽器をやるときは孤独ではなく「家族がいる場で」というイメージが出来てきた。
・あやよくば数人(ベースとかドラムセットとか?!)で同時に演奏したいので多少広いスペースが必要
→これもあくまで出来れば、の希望ですが。ドラムは無理でも将来的にベース(演奏する音楽の性質上、所謂コントラバスというやつです)ぐらいは入れたい。

はじめの「防音に特化した部屋を作る」という希望は、ユニット防音室を導入するとかコストを考えてのことだったのですが、建築士さんはそれにさらに「複数人で演奏が出来る」という付加価値を盛り込んだ設計にしてくれた訳です。

ただ、やっぱりデメリットはあります。思いつく限りで以下にあげます。

「リビング=防音室」のデメリット
・TVを見たい人とオーディオ・楽器をやりたい人がいるとバッティングする
→昔と比べるとTVが中心にある生活というのは廃れてきていて、我が家も割とTVは見ない方なんですが、それでも楽器をやり出すとTVを見たい子供にぶうぶう言われる事はあります。
2FのフリースペースはセカンドリビングのようになっていてTVも設置していますし、最近は録画機器も充実していたり、そもそもTV放送ではなく動画配信サービスを見る事が多いので「後で見る」とか「PCでみる」ということでなんとかやっていけています。

・電話やインターフォンの音が聞こえない
→これは設計時から分かっていてあえて対策しなかったところです。リビング内に電話の子機を置いたり(これは今でも対応可能ですが)、インターフォンの子機をリビング内に設置したりすれば回避できます。
が、防音室の扉を閉め切って中にいるのは楽器を吹いているときぐらいで時間的に多くないので、キッチンダイニングから聞こえれば充分、と考えました。

・子どもの声や音が聞こえない
→上のものとほぼ同じなんですが。
現状、楽器を吹くのは子どもが寝てからの時間帯が多いです。2Fで寝ている子どもの音が聞こえなくでも通常ならなんの問題もないのですが、子どもが病気のときなどちょっとした変化に気付けなくなってしまうので、防音室のドアは閉め切れません。閉め切ると本当に何も聞こえないので。
我が子たちはもう大きいのでいいのですが、赤ちゃんが別室で寝ているとしたら、病気のときでなくてもベビーモニターなどの導入が必要です。


…とまあ、こんな感じです。要するに外に音が聞こえない部屋なので外の様子も分からないということ。
我が家のような設計にする方は多くはないかもしれませんが、スペースの問題などで「リビング=音楽室」にするのは有効と思えますので、採用の際は使用時のことをよくよくイメージして、配置や設備について考えるのがいいと思います。

ブログランキング・にほんブログ村へ
↓WEB内覧会の記事がまとめて読めます。
にほんブログ村 トラコミュ みんなのWeb内覧会へ
みんなのWeb内覧会
にほんブログ村 トラコミュ WEB内覧会<総合>へ
WEB内覧会<総合>
にほんブログ村 トラコミュ WEB内覧会*リビングへ
WEB内覧会*リビング

クリックお願いいたします↓
各カテゴリーのランキングにリンクしています
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 建築設計事務所(施主)へ“人気ブログランキングへ”
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 注文住宅(施主)へにほんブログ村 インテリアブログ 素敵なインテリアへ

下記ボタンからfeedlyでholly tunesをfollowできます
follow us in feedly



2 件のコメント:

  1. いつも楽しく拝見していて、初コメントします。
    ブログランキングから来ました。
    我が家もマイホーム計画中でして、ピアノを置いたり、昔やってたサックスを吹きたいです。
    ただし、本格的な防音室はないため、さすがに夜中は厳しいですが、かなり断熱気密を高めるため、昼間位は大丈夫かしら?と期待してます。
    勿論ピアノは消音ユニット対応です。
    また色々情報交換頂けたら嬉しく思います。
    私のつたないブログにも、是非とも遊びにいらしてくださいね。

    返信削除
    返信
    1. ご訪問ありがとうございます!
      sabakanさんのブログ、楽しみに拝見していますよ〜また遊びに行きますね。

      我が家の防音に関しては多少特殊なので、ホントに参考になるかな〜?と疑問に思いつつ書いてしまった本記事です。なので楽器をやっていた方からのコメントが嬉しいです。
      そうなんですよね!確かに最近の住宅は断熱に関しては優れているので、それだけで昼間に木管楽器ならほとんど気にならないレベルにできるんじゃないでしょうか?その辺も含めて楽しみにしていますね!

      削除