当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

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2013年5月7日火曜日

1F2Fトイレ検討 TOTOとリクシル

トイレも熱く検討。

建築士さん提案の設備は1Fも2Fも同じで、
INAX サティスS5 D-S515S 単価230,000円。
これがタンクレスの中ではデザイン・機能・価格のバランスが取れていていい、という感じ。
はじめは提案のままで良いかなーと思ってたけど、ちょっと調べているうちに色々考えたくなってきたので検討内容が以下。

まず、トイレに求める条件
(私)とにかく掃除が楽なもの。継ぎ目のなるべく少ないもの。汚れが取れない位置に入り込まないこと。
(夫)一通りの温水洗浄便座の機能があれば良い。
1Fはデザイン重視(せっかく設計事務所に依頼してるので)、2Fはデザインよりも掃除のしやすさとコストのバランスを重視。
日本の家電にありがちな、音楽がなる便座ーとか、スマホをリモコンに出来るーとか、ほのかな明かりガーとかは全く必要ない。
大方の人が希望しそうな、自動開閉や自動水洗もこの際必要ない。
手洗いは1F2Fそれぞれ洗面シンクが近くにあるので要らない。
節電、節水もあまり重視しない。(反エコ!?)

で、ネットで色々評判を見てみるんだけど、何が何やら分からない。
だけど、どうも主流は陶器の老舗TOTOと水回り品大手リクシル、洗剤洗浄機能がよいPanasonic の3つらしい。

まず検討から外したPanasonic アラウーノ
製品ページなどで見ると、新素材(?)で汚れがつきにくい、とか中性洗剤をセットしておいて洗浄してくれるとか、節水とかなかなか良さそうなんだけど。
使った人の感想などでちょいちょいネガティブな情報もあり。
跳ね返りが…とか(節水のため便器形状ゆえなのか?)
座り心地が…とか(もともと便器の製造会社ではないからね)
素材の感じが…(やっぱりトイレには陶器がいいのかな?)などなど。
一回や二回使うなら気付かないようなマイナスポイントも新築で導入すればずっと使うものだからね。
いろんなメーカー設備のイベントがあったときに実物も見たけど、若干安っぽく感じた。

ので、今回はTOTOとリクシルの比較検討となった。
ネットで比較記事を探すと引っかかったのは日経トレンディネットの記事→こちら
2009年の記事で古いけど、TOTOとリクシルとPanasonicについて色々比較してあって結構参考になった。

この記事の時点でリクシルはリフトアップ機能を備えていて掃除のしやすさ、という点ではTOTOより一歩リード。
ただこのすぐ後にTOTOでもリフトアップ機能が搭載されたものが発売され、今ではネオレストの上位機種には標準機能となっている。
それでもリフトアップは手動だけど。
それと、レバーがついている部分の隙間が気になる。
ネオレストAHとRHについている
レバー部分
しかしTOTOのショールームの人は、便器と便座の間にパッキンのようなものがついているので、基本的にその間には汚れは入り込まないと思っていい、と言ってた。
検証実験も行われていて、その点は安心してよいらしい。
リフトアップしての掃除は本当に時々で良いですよ、とのこと。
ネオレストRHリフトアップ時
パッキンがついているので
ここに汚れは飛ばないという
パッキンはリクシルの便座にもついてた。
サティスSタイプリフトアップ時
ネオレストと同様にパッキンあり
でもでもやっぱり見ていると、特に便座の継ぎ目のない構造とか、掃除がしやすい工夫はリクシルの方が上、という感じ。
便座を比べると。

TOTOの便座シートは2枚構造になっていて、そのつなぎ目が気になる!
これは高い機種もウォシュレットのみの機種もショールームで確認したものはみんなそうだった。

TOTOアプリコット
2枚重ね合わせた構造の便座
継ぎ目が気になる
TOTOネオレストAHタイプ
こちらも継ぎ目が気になる
リクシルはタンクレス一体型もタンクあり一体型も便座シートのみもほとんどの製品で便座に継ぎ目がない。
ショールームで確認してみると、つなぎ目をなくすような加工をしてあるみたい。
リクシルの便座
タンクレス一体型も便座独立型も
全部継ぎ目がなかった

自分が分かりやすいようにメーカーと機種名をまとめたものが以下。

TOTO
【全体】陶器の老舗、やはり良さそう。価格は高め。
【タンクレス便座便器一体型】主力商品であろうネオレスト。AHとRHはデザインが違う同機能、AHがフルカバーですっきりしているがRHは便座の節電性能が高い。
AH、RHともにハイグレードからW2、1、0(RHのみ)となっていてW2は瞬間暖房便座、室内暖房有。0はオート開閉もリモコン開閉もできない。
一番廉価モデル(D)はリフトアップなし、節水機能も低い。
【タンクあり便座便器一体型】GGシリーズ。タンクに手洗い付きと手洗いなしの2種。手洗いなしの方はタンクが便器うしろにコンパクトに装備され、見た目はタンクレスのよう。一体型なのにリフトアップなしがかなりマイナス。
タンクを壁収納で隠すタイプはレストパル。
【便器のみ製品※】グレードが2種のピュアレストほか、いろいろな機種があり。
【便座のみ製品※】アプリコットが主力製品でグレード色々、その他にもシリーズあり。

リクシル
【全体】価格は安め。掃除のしやすい製品が多い。
【タンクレス便座便器一体型】主力商品のサティス。上位と下位グレードで自動と手動の違いはあるが全部リフトアップ可。他に高級モデルのレジオという製品あり。
【タンクあり便座便器一体型】高価アステオ安価アメージュZ。タンクを壁収納で隠すタイプはエレシャス。
【便器のみ製品※】カタログには掲載されていなかったので分からない。
【便座のみ製品※】連続給湯タイプのパッソと貯湯タイプKA(壁付けリモコンタイプ),KB(便座横リモコンタイプ),Kエクストラ(洗浄水のパワーが強い)のシリーズ。もしかして、他社の便器に取り付け可能なのかな?

注)
【タンクレス便座便器一体型】、【タンクあり便座便器一体型】
TOTOではウォシュレット一体型便器、リクシルではシャワートイレ一体型便器と表記されている。
【便器のみ製品※】、【便座のみ製品※】は組み合わせて選択しないといけない。

それで、いろいろ検討を重ねた結果(結局、便器の内側にも、外側にも、便座にも極力継ぎ目のないものが選択肢に残っていった)、
1FはサティスGタイプで決定。
2FはTOTOのピュアレストEX型便器に、リクシルのKAシリーズの便座をつけたい。
両ショールームの人に違うメーカーの便器プラス便座の組み合わせは可能か確認したら、
TOTO:便器の形状が合えば可能です。
リクシル:便器の形状が合えば可能です。
とのことで、もっと調べると最近の製品であれば合うことは合うらしい。
ただ、きちんとがっちり納まりが合うかどうか分からない。
これについては、また調べて記事にする予定。


それにしても、日本の家電製品(トイレは家電というのは微妙だけど…)ってどうしてこうもややこしいのだろう。
うちのメーカーには○種類のシリーズがあって、グレードはそれぞれうんぬんカンヌン…、こちらの機能がお望みならこのシリーズのこのタイプ、しかしこちらの機種にすると標準でこの機能がついてきますが逆にあちらの機能はオプションとなり………(永遠に続く)…

セミオーダーみたいに、便器はコレ!タンクはコレ!つけたい機能はコレとコレ!という風に自分好みのトイレが注文できたらどんなに楽だろうと思う。切実に。

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