うちで採用したリンナイの間口60cm食洗機RKW-600(A)(現在は後継機が出ています)は「丼鉢も入れられる」というのが一つのウリなのですが、実際は説明書に載っているように簡単には入りません。
説明書に掲載されている入れ方例
説明書には以下の画像のような感じで入れ方の例が載っています。
ちなみに、この食洗機が「8人分」という規格になっているので、丼鉢も8つ入る、と画像は示したいようです。
説明書は「どんぶりばち」と「ラーメンばち」の二種類の入れ方画像が載っています。
どんぶりばちの方が深さがあり丸みを帯びていて、ラーメンばちの方が若干浅くシュッとしている、という想定のようですが、並べ方は結局同じになっているのでこの二つを分ける意味が分かりません。
まあしかし、これを見るだけだと確かに8人分入るような気がします。
また説明書の方法で8人分入ったとしても、その他の食器を入れるスペースが無くなるんですがね。
ところが、です。ずっと前の記事にもチラッと書いたのですが、この説明書に載っている食器はいずれも「かなり小ぶり」のものが想定されており、説明書の画像でピッタリ入っているから手持ちの食器も入るかというと、そうではないのです。
説明書通り入れてみる
まず説明書に従いますと、どんぶりばち等を入れるときには下の画像の(1)の部分の取り外せるツメを外します(画像中黄色)。
取り外せるツメは↑このような部品で、私はずらし方を変える事でツメ間の間隔を調整して使っています。
赤と黄をずらして使う 間隔が狭く |
赤と黄を揃えて使う 間隔が広く |
(1)の部分には二つ 無理したらあと一つ入るか?! |
(5、6)の部分 1個で限界 |
(2)の部分 自立しない上に画像より奥(上側)には入らない |
…とまあこんな感じで、到底8人分の丼鉢なんて入りません。
きちんと入らない上に全く安定しないので、説明書では「残りはここに入れてね」という(2)の部分になんて到底入りません。(1)の部分に何かを入れてそれに立て掛ける形ならなんとか。
現実的に、どんぶり鉢を含んだ食器を食洗機にかける場合、スペースに余裕があればどかんと伏せてしまっています。本当は洗浄面を立てた方がいいらしいのですが。
我が家のものが、かなり大きいどんぶりばちだから、というのが理由ではあります。
試しに我が家にあるもうちょい小ぶりのどんぶりばちを入れてみると。
これくらいの大きさだと、食器が底に付くので安定して入れられます。しかしやはり説明書の枚数通り入れるのは無理です。
ちなみによくこの食洗機を見に行っていたショールームには、お試し用にどんぶり鉢が置いてあったのですが、今思うとそれもかなり小ぶりでした。ので、ちゃんとツメに収まっていましたね。
関連記事〜
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右下の一画に入っているのがお試し用のどんぶり鉢 |
確かに我が家のは大きいタイプのどんぶりですが。私は食洗機に入れにくいので極力この食器を使わないようにしているのですが、ラーメン大好きの夫が好んでこのどんぶり鉢を使用しますのでね…確かにラーメン一食分を美しく食器に盛ろうとするとこの大きさが必要になります。
使った食器
使った食器
ちなみにちなみに、ショールームに置いてあったものや説明書に載っているような大きさのものでは、男性一人分の麺類の食器としては厳しいものがあると思います。
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食洗機を日常的に使う場合、どうしても「入れやすい食器」を優先して使う事が多いです。入れやすいのはなんといっても「薄く平らな食器」です。これは海外製の大容量の食洗機にも共通していえるのではないかと。
和食や麺類にすると「厚みと丸みのある食器」が必要になってくるので、食洗機とはどうしても相性が悪いです。
その辺を「割り切って和食器は手洗いする」とか、「購入する食器は平らなものに限る」とか、「深さがあるものでもなるべく直線的なもの」を選ぶとか…工夫の仕方は色々考えられます。
新築の際に食洗機を導入する計画がある方は、この辺の事もシミュレーションして食器を選んでいくと、無駄が減らせるのではないかと思います。
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