当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

個人的にご連絡をくださる場合には
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までお願いいたします。

2015年11月18日水曜日

天井高と開放感/こもり感と注意点

建築用語上なんと呼ぶのが正しいのか分かりませんが、我が家は一部を除き勾配天井です。
ちなみに断熱は天井で施工してあります。
その天井と開放感について。

天井の種類と高さについてエリアごとに大まかに分けると大体以下のようになります。
【一階】
・エントランス:下がり天井(複雑なので高さは略)と勾配吹抜け(約5〜5.8m)
・ダイニング:勾配吹き抜け(約5〜5.8m)
・キッチン&クローク:普通天井(2.4m)
・リビング:普通天井(2.4m)
・サニタリー:吹抜け(5m)
・浴室:普通天井(2.1m)
【二階】
・トイレ:普通天井(2.1m)
・4.4畳個室:勾配天井(2.1〜3m)
・フリールーム:勾配天井(2.1〜4m)

…この数字だけをみてもイメージが難しいと思いますが、これをふまえて。

最近の標準天井高ってどんな感じ?
最近の住宅の標準とされる天井高は2.4mということです。
我が家に照らし合わせてみると、リビングやキッチンがその高さに該当します。
以前天井が高いところに住んでいた人が、2.4mの新築に住むと低く狭く感じたりするみたいですね。
我々はというと、これまで色んなところに住んできましたが天井高を意識したことはないです。そんな私たちが2.4m天井高で過ごして、感覚としてどうかというと「可もなく不可もなく」という感じです。
リビングにちゃぶ台を置いてあるくらい、我が家は床座の過ごし方が多いのですが、床座を考慮に入れるともっと天井は低くても良かったかもしれません。
吹抜けは?
我が家の吹き抜けについては色んな記事にしてきましたが、やはり開放感があっていいです。
我が家の場合、吹抜けがある場所が少々普通ではないですが、実はそこが気に入っていたりします。
ただ、一階のサニタリーに関しては浴室の寒さに影響しているので、機能的なことを考えると普通の天井の方が良かったのかもしれません(でも吹抜け最高なのですがね)。
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天井が低いところ
我が家で天井が一番低いところは2.1mで、浴室と二階のトイレです。
天井が低いと落ち着くというのは本当で、浴室もトイレも籠もり感があって良いです。
特に浴室は隣の吹き抜けサニタリーで寒くなっちゃうので、これ以上高かったらちょっと我慢できなかったかもしれません。
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二階は籠りトイレのはず

勾配天井のところ
厳密にいうと一階ダイニングや階段の吹抜け部分も勾配になっているのですが、天井が高いので「勾配」という感じはしません。
勾配天井が効いているな、と一番思うのは4.4畳個室で、この狭さをそこまで窮屈に感じません。
一番高い部分が3mくらいあるのも効いているのでしょうが、やはり「ナナメ」の視覚的効果は大きいと考えます。

同様に現在寝室にしているフリールームと二階のホールにあたる部分も勾配なのですが、ここは将来区切れるような広さというのもあって、屋根の形がそのまま天井の形として見渡せる感じになっています。


これが割と眺めていて面白く、飽きません。
4.4畳個室もフリールームも、一番低い部分は2m13cmです。
居室としては低い方ですが、リラックスする場所としては「アリ」な天井高だと思います。
ただいくら落ち着くからといって、この低い天井が平坦に広いエリアを覆っていたら少々圧迫感があったかもしれません。
ということで、二階はこの勾配天井がベストだな、と思っています。

天井が低いところの注意点
最近は場所によっては天井が低いことのメリットも認知されてきていると思いますが、デメリットもいくつかあるようです。
実際に住むまで分からなかったことですが、エアコンの設置に注意が必要です。

天井が低いと、窓や色々な物との配置によって、エアコンのスペースが取れないことがあるようです。
我が家はというと、キチンと建築士さんが考えてくれていますので、将来設置予定の部分も含めて「スペース」はあります。
しかし天井が低い部分の壁に付けるしかないところは、エアコンの位置としてはやはり低いと感じます。
もう既に取付けた4.4畳個室のエアコンと、将来部屋を区切ったときに必要になるであろう、現在の寝室の部分がそうなっています。
この位置にエアコンが来ると圧迫感も結構有りますし、体に直接風があたる、などのデメリットも予想されます。


設計を進めるにあたって、色々な要素がありますが、シロウトの私たちからするとどうしても平面図に頼りがちです。
でも失敗とか住んで初めて気付くことは、やはり立体的な図面に隠れていることが多いです。コンセントもそうなのですが関連記事〜コンセント設置の盲点
3D住宅デザインソフトを使って綿密にシミュレーションする方もいますが、それが出来たら一番かと。もしそれが出来なくても、立面図や矩計り図をよくよくチェックしてイメージを膨らませるのが吉、と思っています。
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2 件のコメント:

  1. pureと申します。いつも楽しく拝見しております。
    天井高の話で、我が家はだいたい2.4~2.5の高さで一部階段が吹き抜けなのですが、やはり天井高が確保されると開放感があり、低いとおこもり感が生まれ、それぞれに良さがありますね。
    どうしても平面的な見方になるというのはわかります。
    寝室が勾配天井でカウンターに向かってやや低くなるのですが、正直なところ勾配天井というほどの勾配ではなく、何となく傾斜しとてるね、、、位になってしまっているので、もう少し傾斜してもよかったかなあと感じています(^_^;)
    それにしてもholic様のお宅は天井高のバリエーションが幅広く、うらやましいです。

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    1. いつもご覧頂きありがとうございます!
      確かにいわれてみれば天井高に関してはひと揃い、って感じなんです。
      一番はじめに提示されたプランは、家の四つ角全てが吹き抜けになっていて、建築士いわく「グルッとまわるときのリズム感を意識した」とのことでした。最終的に一つの角の吹抜けは二階の一部になってしまったのですが。
      間取り的にはあまり冒険のない我が家ですが、天井高のバリエーションでメリハリが出てるってことなんですね〜今気付きました!
      平面図を見てるだけじゃ分からないこと、いっぱいあります。

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