当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

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2015年8月17日月曜日

我が家の天窓の夏

リビング兼音楽室にはトップライト、天窓があります。
関連記事まとめ〜
といっても通常天窓に求められるような、採光や通風のために設けられたのではありません。

天窓が必要だった理由
この部屋は防音の効果を高めるために回りを通路で囲んでいるため、普通の窓を設けることが出来ません。
建築基準法の詳しいことは分かりませんが、法令上「居室」には採光や通風のための窓がないといけません。
物置として申請するのなら付けなくて良いのですが、我が家の設計上、この音楽室は「リビング」として機能するので居室ではないと申請して窓を設けない、という方法は使えませんでした。
防音室には窓がなくても良い場合もあるらしいですが、関係各所の現場判断になったりするようでハードルが高いです。

この設計にするにあたって、建築士さんはかなり初期の段階で役所にこの部屋の法令上の窓について問い合わせをしていました。この間取りに出来ないと我が家のコンセプトが根底から崩れてしまうので。
本来は防音の効果を高めるために、この部屋には窓を設けないのが理想です。なので一番の理想の形としてリビング⇔ダイニングの出入口をガラスの大窓にして、ダイニングに面するこれまた大きな窓で間接的に採光、通風することでリビングに窓を設けないようにするのはどうか、と打診したようです。しかし役所の回答はNGでした。
それで苦肉の策としてリビングから煙突状の空間を伸ばし、その先に天窓を付ける設計でなんとかOKが出たのです。
赤の⇔部分が煙突状の吹抜けになっています

…前置きが長くなってしまいましたが、そういう理由で我が家の天窓が特殊な形状になっていることをお伝えしたかったのです。
その上で、夏の天窓の暑さについて。

夏の天窓は暑いか?
先に記述したように我が家のは天窓といってもリビングの片隅に、煙突状に設けられています。
カーテン等の窓を覆う設備はありません。

冬期の日中は、この天窓から直射日光は入らないけど安定した光が入るため、採光の窓としては機能しているといえる状態でした。

そして、現在夏。
朝から昼まで確認してみましたが、一番直射日光が差し込む時間帯でも、煙突部分の上部にとどまり、下の方までは日射が入りません。
夏の朝
左が東の方向
上部に直射日光
直射日光は入らないけど
柔らかい光が一日を通して入ります
夏の正午頃
下の南からの直射日光も
上の方にとどまっています

と、いうことで、我が家の天窓の形状では真夏の日射も暑い、ということはなくこれまでカーテンやシャッターが必要と感じたことはありません。
これは煙突の形状ということがかなり効いていると思います。


もしも吹き抜けの空間が広がるところに天窓があったら、直射日光が入ると暑くて仕方がない、というのは容易に想像がつきます。
そうなると何らかの遮光の対応しないといけないでしょう。

建物探訪を視聴していると時折天窓が出てきますが、スリット状の隙間から光を取り込んでいたりの工夫がされていることも多いです。
やはり窓一つとっても、方角や大きさや取付けられる空間の形状に工夫が必要になるのは確実だと考えます。

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2 件のコメント:

  1. お世話様です。sです!
    天窓、、、同じ雪国なので、構造上どうなっているのか興味があります。
    個人的には天窓は雪国だとNGという概念があるため、すごくうらやましいです。
    何とかO.K.出たんですね~⭐

    返信削除
    返信
    1. 天窓は色々トラブルも聞きますから心配もありますよね。
      施工時には建築士も防水処理はキチンとチェックしてくれたようです。
      冬はね〜やっぱり雪が乗ってますが、今のところさしたる不都合はないです。
      高いところに開口部があるのは目線を外して採光や通風に有利なのでおススメです!

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