当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

個人的にご連絡をくださる場合には
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までお願いいたします。

2015年9月2日水曜日

我が家の浴室にないもの

我が家の浴室について。
通常浴室には付き物の「ドア」と、主に風通しのために付いていてほしい「窓」がありません。
関連記事〜
WEB内覧 浴室、洗面、トイレ
WEB内覧 浴室、洗面、トイレ補足

ドアがない浴室
ドアがないのはいわゆるスリーインワンのバスルームを目指したからです。

といってもオシャレを目指した訳ではなく(多少はありましたが)主にコスト削減のためです。家の中で建具・ドアが結構なコストになることは何となく分かっていたので。
スリーインワンバスルームの画像検索を見てみると、それでもバスタブとトイレや洗面台の間に仕切りやドアのあるものが多いです。でもオシャレなのでガラスドアが多いですね、やっぱり。となるとやはり結構お金がかかる訳で。
ということで、オシャレとコストという相反する二つのバランスをとりまして、我が家はこのような緩い仕切りのバスルームとなり、洗い場⇔トイレ・洗面台のドアはありません。



ドアの代わりに
トイレの配置上、ペーパーホルダーを設置する壁が必要だったため、ブロックにタイル仕上げの腰壁があります。
その上部に仕切りとして強化ガラスが入っています。

このガラスを付けるか付けないか選べました。建築士さんは「あった方が良い」という見解だったのでそれに従いましたが、付けておいて正解でした。
ちなみに、大きさ600×700、強化ガラス10mm厚、枠材シーリング材込みで33,000円くらいでした。

また、間にシャワーカーテンを吊っています。
そして、浴室とサニタリーの間に4cmくらいの段差があります。浴室はタイル床、サニタリーはコンクリート床、という違いもあります。
本当(?)のスリーインワンは当然この辺の段差もないので自分たちはそのつもりだったのですが、やっぱり建築士さんには段差があった方が良い、と言われそれに従いそれは正解でした。

何故かというと…
シャワーを使っていると気を付けていても、トイレ側に水しぶきが飛びます。気を抜くとシャワーがそっち向いちゃってサニタリーの床が水浸しになります。大人でもそうなるので、子どもが使うともちろん水浸し必至です。
浴室⇔サニタリーの段差がなければもっと水浸しになったと思うので、この仕切りの仕様に関しては建築士さんの提案に乗って大正解だった訳です。

ドアを後付け出来る悪あがき
そして、万が一将来的にドアを付けたくなっても、それが比較的簡単に出来るように設計されています。
ええ、ドア、出来ることなら付けたい気持ちは大きいです。サニタリーが吹き抜けになっていることで冬場の浴室が寒かったことは何度か書いてきましたが、まさにそれが理由です。
関連記事〜
しかし、寒い、といっても一昔前の住宅の浴室のような寒さではなく、ちょっとスースーする程度です。浴室内のタイル部分には床暖房も入っていますし。
それにいくら後付けが容易な設計といっても、見栄えのするガラスドアなんか付けようものなら、かなりお金がかかることでしょう。

ということで、ドアに関してはもっと年をとって我慢できなくなるまで我慢、という感じです。
あとズボラな私はドアが付くことによるドアの掃除の方が気になりますし。現在の仕切りガラスの大きさでさえ、キレイに保つのに難儀している私です。コマメにやれば問題ないんでしょうが、ついつい放置してしまう。

ので、ドアがないことに関しては「本当はあった方がいいけど、コストと掃除の面から今はこれでいい」という感じです。

窓がない浴室
浴室は換気が気になりますよね。
ということで我々も設計段階で「浴室に小さくてよいので窓を設けたい」と申し出ました。
が、主に外部の環境が理由で却下されました。
浴室に窓を設けるとしたら、西側か北側になります。
我が家の西側の窓が二階の個室の一つしかないことを書いてきたように、西側は隣家とのプライバシーが気になります。同じように北側は接道しているのである程度の人通りがあります。
建築士さん曰く「この部分が浴室である、というのが分からない方が良い」ということでした。当時はピンと来ませんでしたが、これも正解でした。気にならない人は気にならないでしょうが、お風呂に入っているときにお隣さんの出入りがあったり、前面道路の人通りがあったら、とってもリラックスできなかったと今なら分かります。
建築終盤の頃。
打合せを終え、外に出た建築士さんと私たち。
サニタリー吹抜けの窓が浮かび上がるのを見て
「誰もあそこをトイレだとは思わないでしょう」と
何故か勝ち誇ったような言い方をした建築士さんに
笑ってしまった思い出
また「換気は住宅全体でキチンと設計されているので気にしなくてよい」ということでしたが、それも今なら意味が分かります。昔の浴室のようにジメジメしたイメージがありません。入浴後もサニタリーのドアを閉めておけば翌日にはカラッとしています。

依頼設計事務所の他物件ではバスコートのある設計が多くとっても素敵なのですが、それらは確実にプライベートが守られています。
シンプルな形状の我が家はそれは無理だったし「防音」の質に響くというという理由もありました。
それにそれに今、やっぱり窓がなくて良かった、と強く思っています。
建築士さんが挙げた理由もありますし…サッシって何もしなくても結構汚れます。やっぱり掃除が面倒だったと思うから。

本日の記事に二度も「掃除が面倒」が出てきた相変わらずの私です。

なんだかとりとめのない文章になってしまいましたが、窓とドアがない浴室の話でした。
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