コンクリート床×モルタル壁、巾木なし
コンクリート床×塗装壁、巾木なし
コンクリート床×クロス壁、巾木あり
フローリング床×珪藻土壁、巾木あり
フローリング床×クロス壁、巾木あり
左がクロス壁で巾木あり、 右がモルタル壁で巾木なし |
この他に階段の踏み板部分は、片側をササラで支えて反対側が壁から突き出ている形ですが、ここにも巾木はありません。
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そうすると、どうしても階段の踏み板回りが複雑な形の処理になってしまうので、クロスの浮きが出てきてしまいます。やはり冬場に出てきやすく、丁度一年点検の頃に少し補修してもらいました。
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一年点検1 クロス、巾木の隙間
巾木の値段
巾木の材質はシナベニヤ5.5mm厚で、白く塗装、ウレタン仕上げです。
我が家の広さ(延べ床40坪程度)で、巾木用の木材が畳五枚分必要です。これは我が家がほぼワンルームみたいな造りであったり、二階の部屋を細かく区切っていないことが影響して、同規模の家と比べると少ない方だと思います。
畳み一枚分の単価が2,010円なので家全体でも一万円程度の材料費です。実際はこれ以外に加工費や搬入費、大工手間賃がかかるので巾木にかかる全費用とはいえませんが、巾木を付けることによって発生する費用はそんなに大きくない、というのが率直な感想です。
巾木の存在そのものが賛否あるものですが、我が家ではクロスの部分には基本的に採用しています。依頼設計事務所では、巾木も建具枠も見切り材も使用を最低限に押さえ「逃げ」の少ないシンプルな設計がされることもありますが、我が家ではそれはそこまで重要ではなかったということです。それよりも機能的な面を優先させたというか。
話がそれましたが、その巾木の処理で気になっているところ。
巾木の有る無しの境目が気になる!
上に挙げたように巾木のある部分とない部分があるので、当然「有る無しの境目」が出てきます。
大抵は部屋の区切りであるので、建具の枠や見切り材で仕切られているところで、巾木の有る無しも区切られています。
クロス壁とモルタル壁の見切り部分 境目はアルミの見切り部材で仕切られている 巾木の有る無しの境目もココ |
まず、二階のベニヤフローリング床×クロス壁と階段部分。
こういう蹴込みのない階段だと巾木があるのはヘンですが、普通の階段だと巾木の続いているものもありますよね。
巾木のある階段 階段状にジグザグに施工されている巾木や 上端がまっすぐに加工されている巾木があります |
ここの巾木の処理がなんというか突然で、もう少しなんか工夫が出来ないものかと考えてしまいます。
巾木を最後斜めにカットするとか…?
画像の例だと階段最上段の端まで伸ばすとか…?
他に何かいい方法があるのかもしれませんが。それとも私が気にしすぎでしょうか。
もう一カ所はあまり目立たないのですが、コンクリート床×クロス壁と玄関の土間部分。
玄関の土間はクロス壁ですが、土間から基礎が立ち上がっていて巾木は無しです。
玄関の土間部分 基礎コンクリート×クロス壁 巾木はないのが普通でしょうか |
我が家の回廊部分のコンクリート床と 土間の境目 |
巾木の存在意義は?
巾木そのものの存在意義も問われることが多いですが、我が家としては
・確かに掃除機やルンバ使用の時には壁の保護になる
・壁紙の浮きを押さえられる(巾木なしの階段部分でクロスの浮きが多発しているのでその効果は明白です)
…という面からあってよかったかな、と思っています。
しかしその反面、
・巾木そのものに掃除機やルンバのぶつかった跡が付く
・巾木そのものが伸縮して浮きや隙間が出来る
…ことを考えると、なくても良かったかな、などと考えてしまいます。
巾木がなければ「有る部分とない部分の境目の処理」が気になることもなかった訳ですし。
ということで、仕上げの種類によって巾木の有る無しを使い分ける場合は、その境目の処理に注意、というのが今回のまとめになります。
新しいおうちの住み心地 |
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