区切らないことのメリットデメリット
今思いつく限りで、以下のようなことがあげられます。
メリット
建築コストを下げられる
広いスペースを使える
将来的にも使い方の自由度が高い
デメリット
区切りたくなったときに費用がかかる
照明とコンセントの設置に配慮が必要
もし予算にも広さにも余裕があったら「将来的に必要になる数だけはじめから区切られた個室&広ーく多目的に使えるスペース」を作ったでしょう。
だけど広さ・予算的に到底無理な話で。
壁やドアの枚数を減らせれば(ドアって結構高価です…)それだけイニシャルコストが少なくて済む、ということで目先のコストを優先させて、この設計となった訳です。
部屋を区切りたくなったら…
区切る方法として
1)きちんとした壁を作る
2)収納家具を置く
3)アコーディオンカーテンやパネルドアを取付ける
4)パーテーションを置く
…などの方法があると思いますが、我が家では将来的に区切るとしたら、1番のきちんと壁を作る、という方法を取りたいと考えています。
ちなみに1)→4)の順で、区切り方はキチンと→ゆるく、費用も高い→安い、となると思います(2と3は微妙なところですが)。
将来的に区切るかもしれない所の設計
二階ははじめから区切ってある4.4畳個室を含め、最大四部屋に区切れるようになっています。
二階ははじめから区切ってある4.4畳個室を含め、最大四部屋に区切れるようになっています。
4.4畳の個室と17畳程度のフリースペース |
↓
4.4畳の個室が3つと6.1畳の個室が一つ |
区切りたいところに事前に
・さがり壁を作っておく
・梁を出しておく
などしておくと、何も無いよりは壁が作りやすいので設計時に要検討です。
たださがり壁は、壁を後付けするのが最も容易な代わりに見た目がスッキリしない、という面があります。
我が家は以下の部分に梁と、さがり壁を作ってもらいました。
我が家は以下の部分に梁と、さがり壁を作ってもらいました。
図1 梁とさがり壁図 |
梁が出るように施工 |
天井に2本見えている梁の
右の梁の下に壁が作れるようになっています
|
カーテンボックスになっているところがさがり壁 |
現在はカーテンがある部分に 壁を施工できるようになっています |
図1の梁とさがり壁図の中、黄色で示した橋の手すり部分は、もし区切るとしたら一番厄介な部分です。
さがり壁も梁も無く、しかも天井が斜めになっているので壁を作るとしたら一番お金がかかる部分だと思います。
現在は「ダイニング上部の吹抜けで、斜め天井で、簡単な手すりのみの橋のような状態」になっていて、それが我が家の設計のポイントにもなっている訳ですが、区切るとすると厄介な部分なんです。
ここを個室にするなら 手すりのところに壁を作りたいが 天井が斜めになっているので施工が難しい |
手すりは2カ所有り |
ということで「区切るか区切らないか問題」、我が家は区切らずに将来対応を選択したのですが、今のところ、これで良かったと思っています(予算が足りないのが一番の要因ですが)。
広いフリースペースでのびのび遊ぶ子どもをみると、しみじみそう思います。
普段このまわりとベッドのまわりを 散らかしに散らかして遊ぶ |
…上のデメリットに書いた「部屋を区切らずに広いスペースとしたときの照明とコンセントの配置の難しさ」について、また記事にしたいと思います。
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