当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

個人的にご連絡をくださる場合には
hixim14アットマークの後gmail.com
までお願いいたします。

2015年9月9日水曜日

我が家で一番明るいのは意外な場所?

涼しくなってきたのにぐずついた空模様が続いています。
こういう天気はとっても北陸らしい感じがします。

天気のよい時は東側に設けた一番大きな開口から、光が「これでもか!」ってくらい入って明るいのですが、こんな空模様の日の朝は家全体が割と暗めです。

ところが「我が家で一番明るい場所」は、こんな日でも安定した明るさです。

むしろ天気のよい時は割とどこからでも光が入るので、どこが一番明るい、とか分からないくらいなのですが、こんな日でも明るい意外な場所はどこかというと…

南側に窓が二カ所配置された二階フリールーム…でもなく、


大きめの窓が南側の一階部分とハイサイドに配置されたダイニング…でもなく、



北側にしか窓がない一階サニタリーなんです。



…スミマセン、写真に撮ってみると明るさの差が分かる程じゃないんですが、実際見てみるとその違いははっきり分かります。

ちなみに一番明るいサニタリーの吹抜けに横長のFIX窓で繋がっている二階のトイレが、二番目に明るい場所かな、と思います。


北側の窓は安定した明かり取り
実はタイトルに「意外な場所」と書いちゃったんですが、私にとっては意外でも何でもないんです。
昔の日本家屋では北側の窓、というと(特に冬の寒さが厳しい地域で)寒いだけで採光上も有利ではない、というイメージだったと思いますが、断熱・気密が高度に進化した現代の住宅では北側の窓は優秀な明かり取りになります。

設計時に「北側窓は安定した明りが入る」と学んだのですが、実際住んでみるまではその優秀さは実感できませんでした。
しかししかし、実際住んでみるとまさにその通り。
北側の窓は季節や時間帯に左右されず、一日中一年中、まさに「安定した」明りが入ります。
例えば冬期の朝夕に激しい光が差し込む東西の窓や、夏場日中にジリジリ日射が入る南の窓に比べれば、北側の窓の採光は本当に安定しています。

…ちょっとしつこかったかしら?でもそれくらい北側の窓は採光上有利なので、上手く配置されることをおススメしたいのです。

でもやはり北側。大きくしすぎたり配置によっては、やっぱり寒くなったりプライバシーが気になったりすると思いますので、注意が必要だと思います。
我が家は横長のハイサイドを二つ配置することで、プライバシーも寒さも克服しています。

サニタリーが明るい理由は他にもあり
安定した光が入ることの他に、その内装も結構関係してきます。
このサニタリーは吹抜けも全面が真っ白の塗装仕上げです。
よく建築中に「思っていたよりこの部屋が暗い気がする!」って心配になるけど、内装が入ると大丈夫だった、っていうのを見かけます。
我々も建築中に建築士さんに「内装が出来るともっと明るくなりますよ〜」と言われていましたが、まさにその通りでした。
我が家で採用したクロスが全部白、というのも影響しているかな?なので明るさが欲しい部屋は内装の色に気を使う必要がありますね。

またこのサニタリーは他の部屋と違い塗装仕上げ、というのも少なからず明るさに影響してると思います。
我が家で採用したクロスは汚れが付きにくく落としやすい、という表面に凹凸があるタイプですが、塗装仕上げのところは本当、ツルッツルです。
左:塗装仕上げのサニタリー
右:クロス仕上げのその他

やっぱりこれだけツルツルしていると、直射日光が入らなくても反射&反射で、全体がより明るく感じられるようです。



という訳で、特にぐずついた天気の日の朝、我が家で一番明るい場所は北側にハイサイドライトがある吹抜けサニタリーでした。
北陸では年間を通してこのような天候が多いですが、そんな日の朝もサニタリーで朝の支度を済ませると、自然と明るい気持ちになれるのです。
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4 件のコメント:

  1. こんにちはー。
    北側窓が採光面で優れているとの記事、大変うれしく読ませていただきましたー。

    うちは北向きで、2F・3Fともに北側バルコニー&履き出し窓です。「北側窓は安定した光が入る」ということは良く聞きますが「北向きしか買えなかった人の言い訳じゃないの?」といまいち信じきれていませんでしたが、実際に住まれていて、しかも南の窓と比較されての記事でしたので、大変説得力がありました。

    あとholicさんも書かれているように、内装による反射が効いてそうですね。北側窓の前面すぐ近くが白い壁なのが、そこまで違いを生むのですね。

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    1. ありがとうございます〜。
      このサニタリーについては、本当に上手く出来た設計だなーと何度も思うことがあります。
      そのサニタリーからFIX窓を通じてクロークやトイレまで光を取り込んでいるのが、さらに。
      南側のように、冬のぽかぽか陽気…は全く望めませんが、直射日光ではないので勉強部屋とか書斎に向いている、とよくいわれてますね。
      我が家は特段、日当りの良い場所というのがなくて、最近購入を考えている観葉植物なんかも種類を選ぶのが大変ですが、その他に困ってる部分はないですよ〜。

      削除
  2. s
    北側は安定した光、、、
    そして美しい植栽を配するのも良いと言われますよね。
    我が家は北側にツギハギハウスがあり、景観としてはあまり美しさに欠けますww
    やはり漆喰塗りだと光が凄くキレイ、、、良いなあ。
    我が家はクロス(塗り壁)は、全て白にするので、期待します。

    返信削除
    返信
    1. sさん景観が良くない時はハイサイドライトを上手く使えば視線を空に外しつつ窓としての恩恵が受けられます。吹抜けの方がより効果的ですが通常の天井高さでも高い部分に窓を作るだけで違うんです〜
      この部屋の塗装は漆喰ではなくイワユル単なるペンキ塗りです。自然材料の高価なペンキも数多く存在しますが、そういったものでもありません。水回りなので防水に配慮はしてありますが。
      漆喰は経年変化が劣化じゃないのでいいんですよね〜

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