我が家のリビング音楽室の床は「ナラ三層フローリング材オイル仕上げ」です。
関連記事〜
WEB内覧 リビング兼音楽室
木製家具・内装の材質と自然塗料仕上げ
三層フローリングというのはつまり「複合板」のことです。
「複合板」というのは木質フローリングの中で、どうも「無垢板」の対として使われる言葉です。
が、複合は複合でも表面に張られる材料は多岐にわたるようですね。
天然木が貼られたものも樹脂化粧シートが貼られたものも、ひとまとめで複合材というようです。
無垢床に強いこだわりはありませんでしたが、私たちが出した「無垢っぽいものがいい」という、なんとも中途半端な要望に、音響のことなども考慮に入れて建築士さんが提案してくれたものです。
防音室の音響を考えるとカーペットに利点があるのですが、清潔に保つ自信がないためそれは外してもらっていました。
長年使い込むことによる味、みたいなものは、やはり無垢床にはかなわないようですが、表面に貼る天然木を厚めのものを選ぶことで、かなり無垢に近い風合いにすることができます。
また、施工精度がいい?というのか、歪みや伸び縮みが少ないことで床暖房にも対応可能な製品や、遮音や傷に強い製品など、色々な機能を持ったものもあります。
我が家といえば、数ミリ厚さのナラ天然木が貼られた複合材を採用しています。
多分、こういった商品だと思います。
↓
無垢フローリングドットコム:オーク(ナラ)三層一枚もの ナチュラルフローリング
三層フローリングとオイル仕上げのコスト
見積もりとしては、
・ナラ三層フローリング 無塗装(15×150×1820):坪単価 23,170円(税込み)
・プラネット社 ラッペンワックス仕上げ:㎡単価 2,070円(税込み)
で、広さが10畳=5坪=16.5㎡の合計が
床材:115,850円(税込み)
オイル仕上げ34,155(税込み)
です。
私はてっきり無垢材より安いのが一般的なのかと思っていましたが、表面の天然木が厚めのものや高機能な製品は、無垢の床よりコストがかかる場合があるようです。
ナラ複合材とラッペンワックス仕上げの床の使い心地
見た目はまんま無垢です。足触り?もいいです。
無垢だと、汚れのしみ込みがよく心配されますが、仕上げに使っているワックスのおかげで、そんなことも全くありません。
液体のものがこぼれてもはじくので、すぐに拭き取れば何の問題もありません。
自分で再塗装
実は入居後10ヶ月の今年一月頃に、一度ラッペンワックスの再塗装をしました(半分だけ)。
リビング内でいえば、ソファの前あたりが一番歩く場所なのですが、その辺の足跡?がついて、かなり気になったためです。足跡が気になるので、少し湿らせたウエス(とかウェットティッシュ←コレはお手入れとして間違っている気がします…)なんかで何度もこすったりしていたら、ワックスが落ちてきたような感じにカサカサになったような気がした、というのもあります。
プラネット社のラッペンワックスは基本的に再塗装不要なのですが、竣工時に塗装屋さんが分けてくれた分があったのでやってみました。
はじめはリビング内全体をやるつもりだったのですが、よく歩く方のソファ側の半分を塗ったところで力尽きて、残りの半分はやりませんでした…
でもそこから半年くらい経った今、残り半分の再塗装の必要性も感じません。
あれだけ気になった足跡があまりつかなくなったような気がするのですが、こちらは慣れただけかもしれません。もしかしたらワックスが落ち着いてきたのかもしれないですが。
一年後の状態、傷、汚れは
ぱっと見は結構キレイ?じゃないかな…自信はないですが。
新築時は白っぽい感じだったのが、少し色濃くなってきました。
竣工直後の床 |
現在 照明や採光の関係で単純に比較は出来ませんが |
でも、やっぱり一年、傷もあれば汚れもあり、えぐれもあります。
凹み傷については、無垢と同じようにスチームを当てたりすれば直るようですが、特に気にならないのでそのままです。
へこみ傷 |
へこみ&着色傷 ソファを動かしたときに付いたアイアン足の汚れと思う |
写真では凹み傷との違いが分からないかもしれません 削れてます |
突き板複合材の注意点
私個人の感覚でいうと、複合材の注意点は中途半端な「スキマ」にあると思います。
無垢材のデメリットとして「伸び縮みによる隙間が大きくなり、ゴミが入り込む」というのがありますが、伸び縮みしにくいはずの複合材も、乾燥する冬場は多少隙間が開いてきていました。
なんか、そこに砂のようなゴミが入り込み気になります。
あまり美しくない画像なので 目を細めてご覧ください |
が、しかし。
我が家のフローリングの隙間はヘアピンなんか入る程大きくないし、カードでさえ入るところと入らないところがありました。
ヘアピンで掃除するには隙間は1ミリくらい必要だと思うのですが、複合材なのでそこまで材料が縮まず隙間もそれ程大きくならないのです。これは家が一番乾燥していた冬場の話です。
湿気が多い現在、試してみたらカードが入るところもほぼなかったです。
これについては私、「乾燥によってかなりの隙間が出来る」無垢材のほうが、いっそきれいに掃除できて良かったんじゃないかと思います。
伸び縮みしにくい、という複合材の利点がこんなところで厄介な点になってしまいました。
再塗装のときに「乾燥して材料が縮んでいる今のうちに隙間も掃除しとこう」と思ったのですが、カードでチマチマかき出していても疲れるし、カードが入らないところも多いし、本当に厄介。
結局かき出したりせずに、吸引力を最大にした掃除機で吸い込むのが一番いい方法でした。
それでも全ては吸い取れなく…気になりますが仕方がありません。
隙間が詰まっているこの時期は諦めてます。
…ということで、このリビング床に関しては、見た目も質感も経年変化(一年経ったくらいですが)も、申し分ないのですが、複合材よりも無垢の方が良かったんじゃないかなーと思っているのでした。
下記ボタンからfeedlyでholly tunesをfollowできます
0 件のコメント:
コメントを投稿