当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

個人的にご連絡をくださる場合には
hixim14アットマークの後gmail.com
までお願いいたします。

2015年6月24日水曜日

ハイサイドライトの魅力とデメリット

我が家には、各居室に普通に設けられた窓の他に、法令上の採光窓として設けられたトップライトが一つとハイサイドライトが三つあります。
今回はハイサイドライト(高窓)について。

ハイサイドライトの特徴
ネットで調べると色々出てきますが、自分で理解した所によると「外部からの視線を外しつつ、充分な採光や通風が得られる窓」ということみたいですね。
暑さが気になってくるこの季節、高い位置に取付けられるものなので、上に流れる暖かい空気を排出するのにも非常に役立ちます。
と、いっても我が家で採用したハイサイドライトで開閉できるのは一カ所だけなのですが。

空を切り取る
設計をしていた頃はそんな特徴を気にもせずいた訳ですが、生活をしている現在、その魅力と実力が身にしみています。
当たり前なんですが、窓と同じ目線で外を見ると、まわりの建物や目に入ってほしくないものが見えてしまいます。が、下から見ると、ちゃんと「空」が見えるんですね。
これは秋頃のダイニング上ハイサイド、下から
ダイニング上ハイサイド
2階の目線から
サニタリーのハイサイド 下から
上はFIX 下は横滑りだし窓
サニタリーのハイサイドを2階のトイレ内から

住んでいく上では、この「視線を外して空が見える」というのは、結構大きいです。
ふとしたときに、空と流れる雲が目に入ったりすると、すごく和みます。

普通の窓がハイサイドとして機能する
我が家の場合、吹抜けというか、一階と二階が開放的に繋がった間取りなので、「ハイサイド」として付けた窓ではなくても、ハイサイドのような働きをしているところがあります。
それが、ダイニングの上階にあたる「橋」部分の腰高窓と、階段上の腰高窓。

同じ窓を二階から
分かりにくいですが、見えるのは空 
窓に寄るとアパートが見えます
ちょっと無理矢理感がありますが、一階から見れば空が見えるし、採光としては大きな役割を果たしています。

建築士と窓配置
我が家が依頼した建築士さんは、こちらから特に希望しなくても、まわりの環境から最適な窓配置をして下さいます。現に私は設計中に窓の配置なんて気にしたことはありませんが、住んでみると、本当によかった、としか思えません。
ちょっと余談ですが、設計事務所に依頼する前に工務店で出してもらったプランでは、ちょっと考えられない窓配置になっていました。今だから分かることなのですが。

家の中の機能だけで間取りを作成せず、(はじめから)外との環境も視野に入れられる。
これが設計事務所に依頼する強みだとも思えます。

デメリット
現在思いつく範囲でかんたんに三つ。
デメリット1:掃除が面倒
高い位置にあるので当然手が届きません。掃除をするには長いはしごや長い道具が必要です。
大きな声ではいえませんが、我が家は二重窓になっていることもあって、これまでハイサイドライトの掃除をしたことがありません。
まあ、高い位置にあるので、手あかとか通常の汚れは付きようもないのですが、外からの汚れは普通にあると思います。が、近くで見ないので、まあいっか、です。キレイにしたら見違えたりするんだろうか…
しかし、サニタリーにあるハイサイドライトで、二つのうちの上にある方には入居後早々にクモの巣が張っちゃっていました。これを取るために、大きめの脚立兼用はしごを購入したものです。

デメリット2:開閉が面倒
我が家のハイサイドで開閉が出来るのは、サニタリーの上下二つのうちの下の方だけです。
横滑り出し窓になっていて、手が届く滑り出し窓と同じようにハンドルが付いているのですが、そのハンドルにチェーンが取付けられるようになっており、チェーンを下まで垂らしています。
お金に余裕があれば、見た目の問題からも電動一択なのでしょうが、そんな余裕はありません。
見た目もイマイチなら、使い勝手もイマイチで、開閉するのにどちらのチェーンを引いたらいいか分からないのです。当たり前ですが50%の確率で違う方のチェーンを引いちゃいます。どっちがどっちかなかなか覚えられず…私だけ?


またチェーンを垂らす場所にもよりますが、小さな子どもがいる場合は、カーテンなどのチェーンと同じく、安全対策が必要です。とっても必要です。大事なことなので二回書いちゃいましたが、本当に気をつけないといけないです。
このチェーン問題は、窓自体だけに限らず、そこに取付けるカーテンも同じなんですけどね。



デメリット3:網戸問題
またハイサイドは滑り出し窓にするしかないと思いますが(他に方法あるのかな?)、引き違い窓にはあまり起こらない問題として、網戸問題があります。
滑り出し窓に網戸を付けたい場合、ロール網戸か窓の内側に付ける固定網戸、という選択肢になると思いますが、このどちらも結構虫が入らないようにするにはコツが要ります。
ロール網戸は虫を巻き込んじゃうみたいですね。固定網戸も窓の内側に設置するものなので、網戸の内側に虫は入りませんが、網戸⇔虫⇔窓ガラス、という状態になります。
説明が雑で…、伝わりますでしょうか?

今、書いてて思い出したのだけど、海外製のサッシなんかで、下端が固定されていて上部を内側に倒して開くのがありますね。日本の気候にはあまりあってないのかもしれませんが、アレなら外に網戸を固定できるのでいいかもしれません。内倒し窓、というのか。
あ〜日本の各サッシメーカーにも製品としてありますね…(例:リクシル 内倒し窓
でもこれがハイサイドに使えるのかはちょっと分かりません。ハイサイド用の開閉オプションがあるのかないのか?



…ということで、デメリットを書いていたら長くなっちゃいましたが、本記事を書こうと思ったきっかけは、見えた空が気持ちよかったからでした。
ハイサイドライト、おススメです。

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2 件のコメント:

  1. 今日みたいな雨の日に、この青空が切り取られた画像を見ると爽やかな気持ちになりますね。
    実物はもっと良いんだろうなぁ。

    うちにも高窓欲しいです~。
    天井高が低いのであまり効果がないかなと諦めたんですよね。
    それでも悪あがきで天井ぎりぎりにつけてもらったんですが、やっぱり向かいのお宅が見えちゃってますね。
    それでもやっぱり空部分はきれいに見えます。
    空が見えるとホッとしますね。

    デメリット、落ち着いて考えるといろいろあるんですね。
    しかしそれを上回るメリットがあるということですか。
    うーん、やっぱりいいなぁ。

    返信削除
    返信
    1. ありがとうございます〜。
      みいやんさんちの窓から見える空も見てみたいです!

      うちは掃き出し窓もなく眺めるべき庭もないので、普段過ごす場所から見える「外」っていったら高窓からの空になるんです。
      その代わり1階のカーテンは(よく考えたら2カ所のみです)常に閉じたままです。
      その点みいやんさん宅みたいな縁側があったらいいな〜なんて思います。

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