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土地購入前にやってよかったこと-登記と実地の食い違いの判明
土地購入前の越境物移設騒動-1
土地購入前の越境物移設騒動-2
土地購入前から引渡し前までで、とっても面倒なやり取りをしていたのでした。
下記の流れを読むのはきついと思いますのでまとめますと、土地購入前にこちらから越境物の指摘をして「大丈夫」と言われ契約を済ませたが、解体前に売り主さん負担にて「やっぱ移設します」となり、「金額や時期は大丈夫?」と突っ込んだら、焦りだして「移設不要」の根拠を集め「やっぱ移設しません」となった、ということです。主に土地の売買仲介業者Tさんとのやり取りです。
流れ詳細を読んで下さる方は、下記をどうぞ(これまで何度も書いてきたこと&長いです)____________________
2012.3月
土地の情報を貰う、売り主さんの意思を確認中。
4月
土地の考察の結果、特に大きな問題はないと分かったため、売り主さんの意思を確認後、購入意思を伝える。
土地境界を明瞭にした上で引渡になることを不動産売買担当Tさん(以下Tさん)と確認。
5月
(5.2)購入意思表示書類に捺印:契約と手付金支払いを5月中、その後解体を終えて、残金支払いと引渡を7月末に設定
(5.17)考察を依頼した建築士さんより、登記と実地に食い違いがあり、登記上の境界線外に公共ますと水道メーターがはみ出ていることを指摘される。
(5.20)越境物についてTさんに確認。越境自体はよくあることで特に問題なし、移設や境界の後退などは必要なし、といわれたため、当初の予定通り土地契約、手付金支払い
7月
(7.12)解体数日前にTさんから連絡が入り、水通メーターと公共ますを移設する、といわれる。移設にかかる費用は無料〜5万円程度(Tさんの勝手な思い込み)で売り主さんが負担してくれる。
「水道工事業者の都合が付いたらすぐorのちのち新築工事と同時」のどちらがいいか問われ、依頼設計事務所にアドバイスを求める。
アドバイスを求めた返信にて、依頼建築士さんより以下の指示有り
・越境している部分の所有者と管理者を明確にするように
・移設をするというが、そのまま移設したのでは水道管が越境部分の土地を通過しているのは変わらない。通常であれば私有地は迂回して引き込み直す必要があるが、そういった工事だと5万円程度という金額では済まないので、それでも本当に売り主さんが負担してくれるかの確認をするように
↓
それをそのままTさんに問い合わせる
↓
移設費用の見通しの甘さに気付いたTさんが焦る
↓
越境部分の所有者の許可が得られれば移設はしなくてもよくなるため、所有者を明らかにする
↓
越境部分は農道、よって所有者は「富山市」であると判明
↓
Tさんが「富山市」の管財課や上下水道課、建築課を回り「水道メーターと公共ます、及びそれに伴う配管の越境部分について、移設せずとも新築可能である」との言質を得る。
↓
「富山市」の関係各所の言質をもとに「移設はしないで引渡し」と決まる、Tさん有能!で幕を閉じるかに見えた(←今ココ)
土地購入前の越境物移設騒動-1
土地購入前の越境物移設騒動-2
土地購入前から引渡し前までで、とっても面倒なやり取りをしていたのでした。
下記の流れを読むのはきついと思いますのでまとめますと、土地購入前にこちらから越境物の指摘をして「大丈夫」と言われ契約を済ませたが、解体前に売り主さん負担にて「やっぱ移設します」となり、「金額や時期は大丈夫?」と突っ込んだら、焦りだして「移設不要」の根拠を集め「やっぱ移設しません」となった、ということです。主に土地の売買仲介業者Tさんとのやり取りです。
流れ詳細を読んで下さる方は、下記をどうぞ(これまで何度も書いてきたこと&長いです)____________________
2012.3月
土地の情報を貰う、売り主さんの意思を確認中。
4月
土地の考察の結果、特に大きな問題はないと分かったため、売り主さんの意思を確認後、購入意思を伝える。
土地境界を明瞭にした上で引渡になることを不動産売買担当Tさん(以下Tさん)と確認。
5月
(5.2)購入意思表示書類に捺印:契約と手付金支払いを5月中、その後解体を終えて、残金支払いと引渡を7月末に設定
(5.17)考察を依頼した建築士さんより、登記と実地に食い違いがあり、登記上の境界線外に公共ますと水道メーターがはみ出ていることを指摘される。
(5.20)越境物についてTさんに確認。越境自体はよくあることで特に問題なし、移設や境界の後退などは必要なし、といわれたため、当初の予定通り土地契約、手付金支払い
7月
(7.12)解体数日前にTさんから連絡が入り、水通メーターと公共ますを移設する、といわれる。移設にかかる費用は無料〜5万円程度(Tさんの勝手な思い込み)で売り主さんが負担してくれる。
「水道工事業者の都合が付いたらすぐorのちのち新築工事と同時」のどちらがいいか問われ、依頼設計事務所にアドバイスを求める。
アドバイスを求めた返信にて、依頼建築士さんより以下の指示有り
・越境している部分の所有者と管理者を明確にするように
・移設をするというが、そのまま移設したのでは水道管が越境部分の土地を通過しているのは変わらない。通常であれば私有地は迂回して引き込み直す必要があるが、そういった工事だと5万円程度という金額では済まないので、それでも本当に売り主さんが負担してくれるかの確認をするように
↓
それをそのままTさんに問い合わせる
↓
移設費用の見通しの甘さに気付いたTさんが焦る
↓
越境部分の所有者の許可が得られれば移設はしなくてもよくなるため、所有者を明らかにする
↓
越境部分は農道、よって所有者は「富山市」であると判明
↓
Tさんが「富山市」の管財課や上下水道課、建築課を回り「水道メーターと公共ます、及びそれに伴う配管の越境部分について、移設せずとも新築可能である」との言質を得る。
↓
「富山市」の関係各所の言質をもとに「移設はしないで引渡し」と決まる、Tさん有能!で幕を閉じるかに見えた(←今ココ)
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移設はナシで決着…と思ったのに
「移設はしないで引渡し」と決定したのが、古家解体中で引渡しの一週間前でした。
そして「やれやれ」という気持ちの中、引渡しと残金支払いを済ませ、ようやく土地が自分のもの、となったのです。
土地が我が家の物になった感慨よりも「あ〜ようやくTさんと関わり合うことも無くなったんだな〜」って思っちゃったので、バチがあたったんでしょうか?引渡しの数日後にTさんから電話連絡がありました…
すご〜く嫌な予感がして、やっぱり予感はあたってしまいました。
Tさんが言ったことは
「やっぱり移設をしなければいけない、ということになりました。つきましては費用の負担をお願いします」…でした。あ〜今書いていても突っ込みどころ満載です。
電話だけでは埒があかないので、Tさんに来てもらって説明を求めました。
所有者である富山市が「移設不要」としているのに、なぜ移設が必要になったか
→当該越境部分の所有者は富山市だが、農道であるために実際の「管理者」が別に存在する。それが周辺地域で農業を営む生産組合である。今回更地にして測量し「筆界確認書」にサインをもらうため、生産組合の代表者と話をしたところ「メーターや桝の越境物は建替えの際に敷地内に移設する約束になっているのでヨロシク」といわれた、と。
この約束というのは、この古家に最後まで住んでいた売り主さんのお母様との約束だったのでした。お母様がまだ古家に住んでいらした時期に、近所に住む生産組合代表の方と「ここのメーターは農地にはみ出ているね〜今はいいけどもし建替えるようなことがあったら敷地内に移設してね〜」「そうやね、分かったわ〜」と約束していたようなのです。
売り主の息子さんが持分三分の二で、お母様が三分の一だったので、お母様も正確には売り主さん、となるのですが、土地の売買をしたこの頃は施設に入居なさっていて、売買の意思決定や事務手続きは富山市郊外に住む息子さんが行なっていました。
恐らくお母様から息子さんに「アノ土地を売るならアレは敷地内に動かさないといけないね〜」という話はしてあったのだと思います。だからこそ、契約後に「売り主負担にて移設します」という流れがあったんでしょう。
でも事前に移設の必要性とその費用を把握して、売買の条件の一つとして売主と買主に提示すべきTさん(だと私は思うのですが)が、それを怠ったことにより、その約束はなかったことにされてしまったのです。
多分息子さんも誰かとかわした約束、というよりは「はみ出ているなら移設した方がいいね」くらいの認識だったので、移設不要の根拠を提示されて納得してしまったのだと思います。
Tさんも、生産組合の方に「富山市」の根拠を示して移設不要となっている、と説明したようでしたが「それも考慮に入れての約束だ」と返されてしまったようです。
移設費用の負担とはどういうことか
はじめは「無料〜5万円程度で移設できるので、やるとしても売主さんが負担します」と言っていたTさんですが「そんな費用で出来るはずがない」という建築士さんからの突っ込みを受け、水道工事業者に見積もりを依頼していたようです(ようやく…)。
その見積もりが以下です。
ええ、よく見て下さい、Tさんのテキトーかつ希望的観測の見積額とは桁が違います。なんと50万越えです。
詳細をみると桝やメーターの「移設」に10万程度、前面道路の水道管からの引き込み直しに40万程度見積もられているようですね(他人事)。
さすがにこれを売主さんに負担させるのは無理だと悟ったのか、Tさんは「売主さんが半分負担してくれるので、自分(Tさん)とHOLICさん(我が家)で残りの四分の一ずつ負担しましょう」と言ってきました。ここでも「HOLICさんの負担を四分の一に押さえた」という感じで恩を売ってきます。それでも負担額は10万円を超えるのですが。
もうね、言葉が悪くなりますが、今更何言い出してるのコイツは?て感じです。
まあ、Tさんがこの土地の売買で得た売買手数料収入が売主買主合わせて50万円程度、ということを考えると、Tさんがこれ以上負担するのは気の毒なんですが、これだけ「越境は大丈夫か」と確認してきた私たちが負担するのは納得がいきませんでした。それにしても売主さんにとってもちょっとありえない展開なはずです。
この時点では、とにかく「移設してもしなくても、私たちの費用の負担は納得がいきません」ということでTさんには話をしました。
Tさんは「そうですよね〜追い銭って嫌ですもんね〜(誰のせいだ?)」といいつつ帰っていきました。
Tさんを見限る
もう、ここまできたらTさんは当てに出来ません。自分でも富山市水道局の下水道課や上水道課に出向き、
・この工事料金見積額は妥当なのか
・そもそもこの工事方法(農道を迂回して前面道路からの水道管引き込み直し)が必要なのか
などを確認しました。
その結果、富山市の立場からは移設の必要はないということで間違いがないが、地元の農道利用者である生産組合の方から移設の希望があるのなら、個人負担にて移設工事を行ってください、とのことでした。農道を迂回するのも生産組合の意向なら仕方がない、と。
しかしこの業者が見積もった引き込みや延長の方法については、再度検討した方がいいかもしれないとの話もありました(方法によってはもっと安く済む可能性もあるということ)。
富山市では水道の引き込みとか枡の移設工事は、市の認定業者が申請をして行なえるのですが、見積もりを取ったのはもちろん認定業者です。それでも工事価格の妥当性に関しては、新築時の宅内に引き込み工事をする業者に確認したり、他の業者で相見積もりを取ることを勧められました。
…ということなどを建築士さんに報告しつつ相談していました。
建築士さんにも「マスやメーターが新しい物に交換出来ることにはメリットがあるし、通常50万かかるはずが10万程度の負担で出来るなら、考えようによってはお得かもしれないですよ」と言われたのもあって、四分の一負担を無理矢理納得して新築時に移設してもらうことに決めたのでした。
なんともいえない解決
Tさんに連絡して(納得いかないけど)四分の一負担にて移設しましょう(Tさんも負担決定ですもんね)といいました。
Tさんは「分かりました〜でも生産組合の意向で移設するのに、その費用負担が全てこちらもちというのは納得がいかないので、また話を聞きに行きます」と言っていました。でも越境していたのは土地所有者だけの責任なので、生産組合の方がいわれるのは当然のことなんですけどね!Tさんも自分が負担しなければいけない、という状況を回避したくて、こういったのだと思います。
ところがこの後かかってきた電話で、Tさん、生産組合の方と「移設なし」で話をつけてきた、と言い放ちました。
この時は負担が無くなって嬉しい、というよりも本当にガクーッときました。
あれだけ「約束は約束」と言っていた生産組合代表者を説き伏せたのですから、Tさんを賞賛すべきなんでしょうか?
いや、やっぱりここはTさんらしい話の持っていき方だった様子。私たちは、確かに納得はしてなかったけど、負担の了承はしたはずです。なのに。
「自分(T)は仕方がないと思っているが、買主であるHOLIC家が、負担にどうしても納得がいかないとゴネている」と話をしたのだと思います。あくまで想像なのですが、ほぼあたっていると思います。Tさんは、どういう話の持っていき方をしたのか隠しているのですが「生産組合の人が『あの土地に家を建てるのはどんな人なんだ?(ごちゃごちゃうるさい人なの?って感じ)』と言っている」なーんて口を滑らせていましたので。
なので、Tさんと生産組合の代表の方との間では「うるさい買主がどうしてもゴネるので移設はなし」となったのでした。
確かにおとなしい買主ではないのですが、なんだかな〜、これからそのご近所さんとなるのはコッチなんだから(怒)と思わずにはいられなかったです。
結果、我が家の水道メーターと公共ますは農道に越境したまま、現在に至ります。
長い話におつきあいくださってありがとうございます。土地を購入するのにこんなゴタゴタがあることもありますよ、ということで。
あ、生産組合の代表者の方はごく近所の方で、土地引渡し後や着工時、上棟時や引越しの時、折りにふれて挨拶にうかがいました。「こんなに何度も丁寧に挨拶頂いて逆に申し訳ない」と言って頂けるくらい、とっても優しい方でした。多分、ごちゃごちゃうるさい買主、との誤解もとけていると思います(希望)。
移設はナシで決着…と思ったのに
「移設はしないで引渡し」と決定したのが、古家解体中で引渡しの一週間前でした。
そして「やれやれ」という気持ちの中、引渡しと残金支払いを済ませ、ようやく土地が自分のもの、となったのです。
土地が我が家の物になった感慨よりも「あ〜ようやくTさんと関わり合うことも無くなったんだな〜」って思っちゃったので、バチがあたったんでしょうか?引渡しの数日後にTさんから電話連絡がありました…
すご〜く嫌な予感がして、やっぱり予感はあたってしまいました。
Tさんが言ったことは
「やっぱり移設をしなければいけない、ということになりました。つきましては費用の負担をお願いします」…でした。あ〜今書いていても突っ込みどころ満載です。
電話だけでは埒があかないので、Tさんに来てもらって説明を求めました。
所有者である富山市が「移設不要」としているのに、なぜ移設が必要になったか
→当該越境部分の所有者は富山市だが、農道であるために実際の「管理者」が別に存在する。それが周辺地域で農業を営む生産組合である。今回更地にして測量し「筆界確認書」にサインをもらうため、生産組合の代表者と話をしたところ「メーターや桝の越境物は建替えの際に敷地内に移設する約束になっているのでヨロシク」といわれた、と。
この約束というのは、この古家に最後まで住んでいた売り主さんのお母様との約束だったのでした。お母様がまだ古家に住んでいらした時期に、近所に住む生産組合代表の方と「ここのメーターは農地にはみ出ているね〜今はいいけどもし建替えるようなことがあったら敷地内に移設してね〜」「そうやね、分かったわ〜」と約束していたようなのです。
売り主の息子さんが持分三分の二で、お母様が三分の一だったので、お母様も正確には売り主さん、となるのですが、土地の売買をしたこの頃は施設に入居なさっていて、売買の意思決定や事務手続きは富山市郊外に住む息子さんが行なっていました。
恐らくお母様から息子さんに「アノ土地を売るならアレは敷地内に動かさないといけないね〜」という話はしてあったのだと思います。だからこそ、契約後に「売り主負担にて移設します」という流れがあったんでしょう。
でも事前に移設の必要性とその費用を把握して、売買の条件の一つとして売主と買主に提示すべきTさん(だと私は思うのですが)が、それを怠ったことにより、その約束はなかったことにされてしまったのです。
多分息子さんも誰かとかわした約束、というよりは「はみ出ているなら移設した方がいいね」くらいの認識だったので、移設不要の根拠を提示されて納得してしまったのだと思います。
Tさんも、生産組合の方に「富山市」の根拠を示して移設不要となっている、と説明したようでしたが「それも考慮に入れての約束だ」と返されてしまったようです。
移設費用の負担とはどういうことか
はじめは「無料〜5万円程度で移設できるので、やるとしても売主さんが負担します」と言っていたTさんですが「そんな費用で出来るはずがない」という建築士さんからの突っ込みを受け、水道工事業者に見積もりを依頼していたようです(ようやく…)。
その見積もりが以下です。
ええ、よく見て下さい、Tさんのテキトーかつ希望的観測の見積額とは桁が違います。なんと50万越えです。
詳細をみると桝やメーターの「移設」に10万程度、前面道路の水道管からの引き込み直しに40万程度見積もられているようですね(他人事)。
さすがにこれを売主さんに負担させるのは無理だと悟ったのか、Tさんは「売主さんが半分負担してくれるので、自分(Tさん)とHOLICさん(我が家)で残りの四分の一ずつ負担しましょう」と言ってきました。ここでも「HOLICさんの負担を四分の一に押さえた」という感じで恩を売ってきます。それでも負担額は10万円を超えるのですが。
もうね、言葉が悪くなりますが、今更何言い出してるのコイツは?て感じです。
まあ、Tさんがこの土地の売買で得た売買手数料収入が売主買主合わせて50万円程度、ということを考えると、Tさんがこれ以上負担するのは気の毒なんですが、これだけ「越境は大丈夫か」と確認してきた私たちが負担するのは納得がいきませんでした。それにしても売主さんにとってもちょっとありえない展開なはずです。
この時点では、とにかく「移設してもしなくても、私たちの費用の負担は納得がいきません」ということでTさんには話をしました。
Tさんは「そうですよね〜追い銭って嫌ですもんね〜(誰のせいだ?)」といいつつ帰っていきました。
Tさんを見限る
もう、ここまできたらTさんは当てに出来ません。自分でも富山市水道局の下水道課や上水道課に出向き、
・この工事料金見積額は妥当なのか
・そもそもこの工事方法(農道を迂回して前面道路からの水道管引き込み直し)が必要なのか
などを確認しました。
その結果、富山市の立場からは移設の必要はないということで間違いがないが、地元の農道利用者である生産組合の方から移設の希望があるのなら、個人負担にて移設工事を行ってください、とのことでした。農道を迂回するのも生産組合の意向なら仕方がない、と。
しかしこの業者が見積もった引き込みや延長の方法については、再度検討した方がいいかもしれないとの話もありました(方法によってはもっと安く済む可能性もあるということ)。
富山市では水道の引き込みとか枡の移設工事は、市の認定業者が申請をして行なえるのですが、見積もりを取ったのはもちろん認定業者です。それでも工事価格の妥当性に関しては、新築時の宅内に引き込み工事をする業者に確認したり、他の業者で相見積もりを取ることを勧められました。
…ということなどを建築士さんに報告しつつ相談していました。
建築士さんにも「マスやメーターが新しい物に交換出来ることにはメリットがあるし、通常50万かかるはずが10万程度の負担で出来るなら、考えようによってはお得かもしれないですよ」と言われたのもあって、四分の一負担を無理矢理納得して新築時に移設してもらうことに決めたのでした。
なんともいえない解決
Tさんに連絡して(納得いかないけど)四分の一負担にて移設しましょう(Tさんも負担決定ですもんね)といいました。
Tさんは「分かりました〜でも生産組合の意向で移設するのに、その費用負担が全てこちらもちというのは納得がいかないので、また話を聞きに行きます」と言っていました。でも越境していたのは土地所有者だけの責任なので、生産組合の方がいわれるのは当然のことなんですけどね!Tさんも自分が負担しなければいけない、という状況を回避したくて、こういったのだと思います。
ところがこの後かかってきた電話で、Tさん、生産組合の方と「移設なし」で話をつけてきた、と言い放ちました。
この時は負担が無くなって嬉しい、というよりも本当にガクーッときました。
あれだけ「約束は約束」と言っていた生産組合代表者を説き伏せたのですから、Tさんを賞賛すべきなんでしょうか?
いや、やっぱりここはTさんらしい話の持っていき方だった様子。私たちは、確かに納得はしてなかったけど、負担の了承はしたはずです。なのに。
「自分(T)は仕方がないと思っているが、買主であるHOLIC家が、負担にどうしても納得がいかないとゴネている」と話をしたのだと思います。あくまで想像なのですが、ほぼあたっていると思います。Tさんは、どういう話の持っていき方をしたのか隠しているのですが「生産組合の人が『あの土地に家を建てるのはどんな人なんだ?(ごちゃごちゃうるさい人なの?って感じ)』と言っている」なーんて口を滑らせていましたので。
なので、Tさんと生産組合の代表の方との間では「うるさい買主がどうしてもゴネるので移設はなし」となったのでした。
確かにおとなしい買主ではないのですが、なんだかな〜、これからそのご近所さんとなるのはコッチなんだから(怒)と思わずにはいられなかったです。
結果、我が家の水道メーターと公共ますは農道に越境したまま、現在に至ります。
長い話におつきあいくださってありがとうございます。土地を購入するのにこんなゴタゴタがあることもありますよ、ということで。
あ、生産組合の代表者の方はごく近所の方で、土地引渡し後や着工時、上棟時や引越しの時、折りにふれて挨拶にうかがいました。「こんなに何度も丁寧に挨拶頂いて逆に申し訳ない」と言って頂けるくらい、とっても優しい方でした。多分、ごちゃごちゃうるさい買主、との誤解もとけていると思います(希望)。
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こんばんは。
返信削除越境関連の連載おつかれさまでした。手に汗握って読んでました(笑)
結果としては、なんというか、振り回され損みたいなことになってしまったんですね。
holicさんのお宅が売却となったら、またそのときに移設の話はよみがえってくるのでしょうか?
楽しんでいただけたようで(!?)嬉しいです。
削除土地購入当時はゴタゴタには触れずに記事を書いていたのですが、やたら「土地購入疲れた」と記録してあるので相当振り回されたんだと思います。本記事を書くためにメールやらメモやら引っ張り出していたら、当時の怒りがフツフツと…まとめたらスッキリしました!
我が家が売却となったら…いわゆる口約束の状態なので、代替わりなどすると分からなくなってしまうかもしれませんね。自分が売主の立場になったら、移設をしてからの引渡しにしたいと強く!思います。
うわ~、これは相当ストレスかかったことでしょう。holicさん側はちゃんとしていたのに、プロであるT兵衛のミスで、追加料金を請求されるのですから・・・。
返信削除文章に落とすと現実で感じていたしんどさが10分の1ぐらいになってしまいますよね。とりあえず結果オーライで良かったですが、気持ちはオーライじゃないですよねえ、まったく。
しかもきっと、うっかりT兵衛の奴、「俺はうまく仕事を成功させた」とホクホク顔でいたに違いありません! っく~!
いや〜、本当に本当にストレスでした〜。
削除今、思い返してみると家づくりの中でダントツに辛かったことです。
最後に移設必要ナシ、を報告してきた時のT兵衛ときたら本当に嬉しさ爆発でしたし、だからこそ口を滑らしたんだと思いますが。
ネガティブなことは記事書くのに時間がかかりますね。
確かに書いちゃうと、本当の怒りはこんなもんじゃない!とも思いますし。
キツい話を笑いにもっていけてたバードさんはやはり最高です!