当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

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2015年3月6日金曜日

コンクリート床最大のデメリット

コンクリート床の良し悪しを記事にした後で思い出したこと。
関連記事:生活空間がコンクリート床であることの良し悪し

コンクリート床の最大のデメリット
恐らくそれは「クラック」。
ただコンクリートとクラックは切っても切れない関係ということを、私としては織り込み済みだったので、前回の記事を書いたときに挙げ忘れたのだと思う。
ネットで調べると、コンクリートでクラックを発生させないことは不可能だということが分かります。例えばこのサイト→住いの総合サイト w-wallet.comサイト内「クラック」のページ

コンクリート床の良い点として「意匠性」と書いたのだけど、それはコンクリート床の無骨な感じを含めて好き、と言える人だけのメリットかもしれない。
程度の大小の差はあれコンクリートのクラックを許容できないのなら、特に生活空間へのコンクリート床の採用は見送った方が良いと思います。

クラックの発生を押さえるために出来ること
クラックはゼロには出来ないけれど、なるべく発生しないようにすることは出来るようです。
施工技術の水準なども関係してくるようですが、施主のレベルで気をつけて出来る対策は以下の二点が考えられます。
1)あらかじめクラックの入りそうな場所に「目地」を入れておく
 →上記の住いの総合サイト w-wallet.comサイト内「クラックの発生を少なくする方法」に詳しい説明があります。
簡単にいうと、クラックの発生が高確率で予想される位置にあらかじめ切り目を入れておき、防水性をもった変形に追随できる弾性シーリング材を埋め込む。
それも斜めに入れた方が効果的で、適切に目地が入っていればクラックををその部分に誘発することが出来るということです。
我が家の設計でも建築士さんの指示により目地が入っています。
クラックが発生しやすい場所として建物の角が想定され、斜めに目地が施工されています。

目地を入れたのは上記写真の三カ所です。いずれも建物の隅、角です。
コンクリート床が出来た後に、人工的に割れ目をいれコーキング材を注入しています。

2)クラックを防ぐ作用のある塗装をする
 →コンクリートの表面用塗料は多種多様ありますが、中にはクラックの発生を押さえる、とする塗料もあるようです。
我が家ではそのような塗料は使用していないのですが、そういったものを利用するのも一つの手かもしれません。ただどの程度効果があるのか明らかではありません。

それでも発生したクラック
目地を三カ所入れていた我が家ですが、それでもやはりクラックは発生しています。
特に初めて迎えたこの冬の乾燥にて、特に顕著に増えてきたような気がします。
ちなみにこの冬、我が家の湿度は40〜50%の間で推移しています。室温はほぼ20度で一定。
下の間取り図の4番のクラック
下の間取り図の3番のクラック


クラックが発生しやすい部分(我が家の場合)
我が家は布基礎で、基礎の上を覆うような形でコンクリート床が施工されています。
丁度基礎の上部分に発生しているクラックが多いです。


また洗面所の水栓の配水管の施工部分の割れから発生しているクラックがあって、これが一番大きなクラックです。これに関しては配水管の部分の「施工のまずさ」から発生している(と私は考える)ので、出来れば避けたかった現象ではあります。
間取り図1番のクラック
ここが一番大きなクラック
 ↓配水管を固定するビス部分拡大
ちょっと雑に見えるビスの施工


ということで、コンクリート床を採用したいなら考慮必須のデメリットについてでした。
私は前述の通り織り込み済みだったので全く失敗とは思っていませんが、知らずに採用してしまうと後悔すると思います。
しつこいようですがコンクリート床にももちろんメリットがあるので、無骨な感じが好き、という方には引き続きおすすめです。

クラックの発生はゼロには出来ないものですが、状況によっては適切な補修が必要です。
二年程様子を見てから補修するのでもよいようですが、我が家ではある理由で一年経つこのタイミングで大まかに補修してもらいました。
様子見をしなかった理由と施した補修について、また次回以降ぼちぼち書いていこうと思っています。


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