当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

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2016年1月22日金曜日

外壁修理の注意点!ラムダ張替えの見積り

破損したラムダ外壁の修理の話。
関連記事〜
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このラムダという外壁材は、横長のパネルを下から順に重ねる、という施工方法です。
今回破損したのは一番下のパネルのみ。
なので単純に考えるとここだけ交換すればいい、と考えるのですが話はそう簡単にはいかず。
簡単にいかない理由は大きく二つあります。

理由1 交換範囲
横長のパネルを下から順に重ねる、と書きましたが、上下のパネルは嵌合部の凹凸でガチッと組み合わせてあります。またパネルそのものを専用の金具で洞縁に止めつけているようです。その辺りは詳しく書いてもしょうがない気がするので、興味のある方は取り扱い会社の施工書をご覧下さい→神島化学工業株式会社ラムダ設計施工説明書(カタログ閲覧ページが開きます)

つまりは交換したいのは一番下のパネル(画像のA)だけでも、上のパネル(画像のB)も一旦全て外す必要があるってことらしいのです。
一番下のパネルだけをひょいっと外して新しいものに交換するだけなら簡単な話なのですが、上から順に全てのパネルを取り外し→目的のパネルを交換し→また順に上に重ねていく、という手順が必要になります。
さらにいうと我が家の場合、一番上のパネルを外すときに屋根材の破風板とかけらば?の部分もバラす必要があり、バラすということは修理後に再施工の必要がある、ということでかなり大掛かりな工事になります。この面にサッシ開口部が無いのがせめてもの幸いで、サッシがあるとそのまわりのシーリングやら防水加工やら外すことになって、大掛かりな工事というか、もうリフォームレベルの話になってしまいます。

理由2 色味の違い
これはラムダに限った話ではないのですが、こういうパネル状の外壁の場合、交換した部分の色味が他と合わない、ということが出てきます。ロットの違いによって色味が異なるのは当然なのですが、たとえロットを揃えたとしても経年変化による色味の違いがどうしても出てきてしまう、とのことです。
我が家も完成してもうすぐ二年ですが、色の違いは必ず出てくるので、部分だけの交換はその覚悟が必要、ということでした。
破損したパネル(画像のA)だけではなく、上部のパネル(画像のB)も全て交換すれば上下の色味は合うはずですが、シーリングで繋がっている横の部分(画像のC)との色味がどうなるか…という問題も出てきますし、そうなるとキリがなくなってきます。

修理が結構大変!
ということで、破損したパネルは一枚だけなのですが、修理に関しては簡単にはいかなそうでちょっと頭を抱えてしまいました(現場監督が)。

どれだけでもお金がかけられるというならば、修理面のパネルを全て外し(破風板なども)その面のパネルを全て新しいものに入れ替える、という方法が一番なのです。
が、各種保険も使えないことですしそんなにお金を掛けていられません。

実は当初、全て取り替える場合と一枚だけ取り替える場合の二種類の提案があり、金額次第で、ということで見積もりも二種類お願いしていたのですが、破風板のことがネックになって全交換の見積もりは結局出してもらえませんでした。現場監督の判断で「どうしても全部を取り外すのは難しい」ということで。

苦肉の策とその見積もり
それで建築士さんとも相談して提案があったのが「破損したパネルだけとり外し、新しいパネルをビス止めする」という方法です。
これなら現場監督が頭を抱えた破風板を外す必要も無いし、パネルの交換費用も一枚分で済みますし、工事も簡単です。
が、しかし。やはりデメリットがあるというか、本来は全くおすすめ出来ない方法です。
まず、簡単にいかない理由2の色味の違い、これは当たり前に覚悟が必要です。
また、ビスで下地に取付けるので、このパネルにのみビスが見えることになります。
そして、ラムダの取り扱い会社の施工書通りになっていないということになるので、何かあったときの保障が無くなってしまいます。

ということでかなりデメリットのある修理方法なのですが、金額の面から背に腹はかえられぬ、ということでこの方法で進めることにしたのでした。どのくらい色味が違うのか、ビスがどれだけ目立ってしまうのか、ちょっと冒険ではありますが仕方がありません。

見積もりは、材料費4,500円、副資材費(シーリングなど)6,500円、施工費14,000円、運搬費4,000円、経費などで、計三万円となりました。
金額的には安く済んで良かったのですが、意匠的にも機能的にもダメージの大きい方法です。


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