当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

個人的にご連絡をくださる場合には
hixim14アットマークの後gmail.com
までお願いいたします。

2016年1月11日月曜日

セカンドリビングから考える多目的スペース

最近セカンドリビングという言葉を割とよく見聞きします。来客時に子どもが過ごすとか、そういった目的があるみたいです。
昔の戸建て住宅には大抵「応接間」がありましたが、最近はリビングやダイニングが応接間の代わりをします。そのため来客の間に他の家族が過ごす場所、という意味合いがあるんでしょう。

我が家にもセカンドリビングといって差し支えのないスペースがあります。
二階のフリースペースの一部です。セカンドリビングらしくTVなども設置できるように、アンテナとLANの配線もしてあります。
セカンドリビングスペース
旧居アパートで使っていたテレビとミニオーディオを設置してます
吹抜けにかかる橋のような部分
左手が階段、右手がダイニング上
スペースからダイニングを見下ろす
スペースから階段側を見下ろす
我が家の場合、来客はそんなに頻繁ではないので「来客時の待避所」としての使い方は想定していませんが、作っておいてよかったスペースだと思っています。

セカンドリビング≒リビング横の和室?
新築計画ごく初期の要望に「リビングに接した寝室が欲しい」というのがありました。
寝室といっても本気のマスターベッドルームではなく、小さい子どもが遊んだり昼寝したり宿泊の来客があれば泊まってもらう、といった目的の部屋です。
2LDK以上の集合住宅の間取りや一般的な戸建ての間取りであれば、リビングの横にそういう目的の部屋があることが多いと思います。住宅の広告でもリビング横の多目的なスペースは「子育てに便利!」と謳っていることが多いです。

新居が完成するまでに何カ所か集合住宅に住んできましたが、例に漏れずそういった間取りだったために、家を建てることになったときにも「こういう部屋が必要だろう」と思っていたのです。実際新居が完成する前くらいまでは、子どもが小さかったので「リビングに面する寝室」で夜も就寝していましたし、色々と便利でした。

しかし我が家の場合、新居への外せない要望から「リビング横の多目的スペース」は実現しませんでした。
で、代わりといってはなんだけど、二階は大きなフリースペースの一部をセカンドリビング的スペースとした訳です。

二階にあるセカンドリビング、使い勝手は?
結局、子育て中に便利だというリビング横でも来客が宿泊できるスペースという訳でもないのですが、我が家の場合はこれで事足りています。
小さな子どものお昼寝や目が届く遊び場所に…というのは、かなり賞味期限が短い使い方であり、次男が4歳を過ぎる我が家ではもう必要ありませんでした。また、来客の宿泊は二階で唯一区切った4.4畳個室があります。子どもの将来の個室予定の部屋ですが、滅多にあることではないので何とかなるでしょう。

よかったこと
・吹抜けで一階とのつながりが強いので、様子をうかがえる遊び場になっている
→家中どこにいても、セカンドリビングで大体何をしているか伝わってきます。幼児程は近くなくてもよい、けど多少は目の届く、というちょうど良い距離感です。

・主寝室と隣り合っているので、子どもが病気のときにちょっとテレビを見られて便利
→病気の子ども、本当はしっかり寝ていてもらいたいのですが少しでも快方に向かうと寝ていてくれません。テレビを寝室から見えるようにセッティングすれば、ベッドの上で見てくれているので助かります。

注意が必要なこと
・吹抜けで大胆に一階と繋がっているので、なにもかもオープン
ここでテレビを見れば家中に筒抜けだし、逆にキッチンや洗濯の音もこちらに筒抜けます。今のところはこれくらいのオープン感でいいのですが、使い方が変わってくれば対策も必要だと思います。

・空間的には近いが、動線的には遠い
我が家の大人はダイニングで過ごすことが多く、パッと振り返ればこのスペースを見ることが出来ますが、そこまで行くとなると階段です。なので瞬間的に手助けが必要になるような小さな子どもの遊び場には向かないです。
ウチの場合はもうそんな時期は過ぎましたし、二人でもめてるくらいなら下から声をかけるにとどめてほっておきますが。

多目的スペースは可変性を重視
こんな感じで現在はリビングダイニングから緩く繋がるセカンドリビング的扱いのこのスペースですが、将来的に個室が必要になれば区切れるようにしていますし、これまた最近よくあるスタディコーナーのような使い方も出来ると思っています。
我が家は全体的に二階のスペースが足りないので、どのように使うことになっても対応できるようにガランとしたスペースであることが必要でした。

はじめから区切られていたり、造り付けのデスクがあったりしたら、現在のような使い方は出来なかったでしょうし、将来違う使い方をしたいときに対応できません。
計画段階からの子どもの成長を見ていると、家の使い方って本当にめまぐるしく変わっていくものだな、と感じています。
造り付けのものがあったら便利で素敵だとは思うのですが、スペースが足りない場合はこういう可変性を重視してプランニングすることも必要だと思います、その方がイニシャルコストが安く済みますしね。
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2 件のコメント:

  1. pureです。明けましておめでとうございます!
    今年もよろしくお願いしますm(_ _)m

    さて、セカンドリビングについてですが、我が家はリビングに和室がついていて仕切ることができて、、、の良くある間取りなのですが、実際暮らしてみるとこの間取りが使いやすいか否か、ちょっとまだ読めないところですね(^_^;)
    住まい方に合わせてフレキシブルに対応できたら良いですよね!
    holicさんのセカンドリビングも良いと思います。オープンであることで一体感が感じられ、住まう家族もそこに馴染んでいくと思います。

    返信削除
    返信
    1. ありがとうございます!こちらこそよろしくお願いします。

      リビング横の和室、やはり利便性?汎用性は高いと思いますよ。うちは間取りの制約上仕方なく採用できませんでしたが、やはりリビングに近い畳のスペースにゴロッとしたかったですし。竣工前後の時期、夫は畳マットでもいいからどこかに置きたい、と申しておりました。
      ちょっと離れたセカンドリビングは多少散らかしておけるところもメリットといえばメリットです。

      削除