当ブログ holly tunes について

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富山の設計事務所に依頼して2014年3月、防音室のある戸建て住宅を竣工しました。

2012年7月 設計監理契約
2013年10月 着工
2014年3月 竣工

新築計画のはじめから竣工、内覧写真やその後の生活を記録中。
内覧写真をご覧になりたい方は下のボタンで絞り込みするか、WEB内覧 まとめの記事をご参照ください。

内容は過去、現在のものについても随時加筆・修正します。
法令や制度に関しては、あくまでもその時点でのこととして記録しています。
参考になさる場合にはご自身でも再度確認をおすすめします。

個人的にご連絡をくださる場合には
hixim14アットマークの後gmail.com
までお願いいたします。

2013年2月2日土曜日

設計打ち合わせ ファーストプラン提案

年が明けて、設計事務所からの連絡を心待ちにして数週間。12月に打ち合わせして、「最初の提案まで1ヵ月くらいかかります」と言われていたので、そろそろかなー、と思っていたが、楽しみにすればするほど時間は長く感じられる。
待ちに待ったメールが来て、週末の予定を確認。いよいよファーストプランの提案。たくさんの期待と、少しの不安。さあ、どんな提案が出てくるか。



まずは外観。


とてもシンプルな印象。すっきりして、落ち着いた雰囲気。とてもいい。
そして、ちゃんとカーポートがある!
カーポートはもともとあまり重視していなかったとはいえ、せっかく設計士がデザインした家に市販のカーポートはどうも・・・と思っていたので、カーポートまでデザインして提案してもらえてよかった。そしてその他に駐車スペースは2台分。将来増える予定の1台分と来客用の1台分。言うことなし。


1階部分。


真ん中に音楽室。まさに家の中心。
そのまわりをエントランス〜ダイニング〜キッチン〜クローク〜サニタリーと、回廊のようにぐるりと囲んでいる。

これまでの打ち合わせを反映しているポイントは
・ダイニングテーブルは最小限。キッチンと連続している。
・玄関に広めのプライベートスペースを。泥汚れのものなどを置いておけるように。
・ウォークスルークローゼットを玄関からの動線に入れる。
・トイレは2つ。パブリックとプライベートの性格づけを。
・音楽室をリビングのように使用
・キッチン、ダイニング、バスルームは1階に。来客も1階に通せるように。

などなど。
1階の役割が多すぎて、平屋建てにするよりほか解決方法は無いのでは、とさえ思えていたが(そして敷地にそんな余裕は無い)、ちゃんと解決してくれた。
なんといっても一番の特徴は真ん中の音楽室。
防音壁で作った音楽室をさらに家の外壁でくるむことで、音ができるだけ外に漏れないようにする。ダイニングと音楽室の間は二重サッシにして、普段はリビングとしても使用できる。キッチン側に窓をつけて、キッチンから音楽室(リビング)のようすがわかるように。など、いろいろな工夫がされている。10畳よりも少し小さめめの音楽室を中心にして、楽器を演奏したり、音楽を聴いたり、映画を見たりと楽しく暮らせそう。大きなダイニングテーブルも、立派なリビングも必要なしという生活スタイルにはぴったりのプランになった。


2階。

2階部分は完全なフリールームで、全体で23畳にもなる。将来の間仕切りを想定して垂れ壁のみつけてある。これからの打ち合わせでまずは一部屋だけつくるとか、全部仕切ってしまうとか、いろいろできるみたい。全部間仕切るとちょうど6畳の部屋が3つできて、それぞれ窓や電源がつく設計。そして2つ目のトイレ。

特徴的なのはフロアの四隅に吹き抜けがあること。防音効果を最大限にするため、窓は大きさも数も必要最小限に抑えてある。吹き抜けがあることで窓からの光を1階にもたらし、家族の気配を感じられるようになっている。

2階は寝室でもあり、子供が小さいうちは遊び場でもあり、将来的には子供部屋にもなる。
しばらくは一部を畳スペースにするとか、応接スペースにするとかいろいろできるかも。どうやって使うかはじっくり考えよう。

音楽室からは煙突のような細い吹き抜け。これは法令上の採光で、これが無いと建築許可が下りないのだそう。基本設計の段階で行政とも確認済みとのことで、安心できる。
あくまで法令上の採光で、防音効果を優先させるために明かりは期待できないけれど、日が高ければほのかに明るくはなるのかな。

これまでじっくりと対話してきて、ようやく姿を現した基本設計。自分たちの生活と志向をふまえて出てきた設計は、期待どおりに予想を上回るものだった。
外観を見ると普通の家。でも中に入るとちょっと変わった家、というところもすごく良い。
「家の中にドアは3つしかありません。その全てがトイレのドアです」という建築士さんの言葉通り、建具などはできるだけ簡素にして使える予算を防音にまわす。それでも快適さも求められるところがこの設計事務所に頼んでよかったと思えるところ。
これからやることは、1カ月間平面図と模型を眺めながらバーチャルに生活すること。そして次回の打ち合わせではその要望を伝えること。
少しづつ具体的になってきた。さあ、どんな家になるのか。わくわくする。

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