2015年2月20日金曜日

リビングトップライトの昼と夜

トップライトを設けた理由
我が家のリビング音楽室にはトップライト、天窓があります。
WEB内覧 リビング兼音楽室
これはリビングを防音目的で周りをグルッとダイニングや水回り、クロークで取り囲んでいて外壁に接していないため、法令上の採光のために設けたものです。
建築基準法上(だと思う)、人が過ごすための「居室」には採光のための窓が必要になるからです。
「納戸」に法令上の窓がなくてもよいのは多くの方がご存知でしょうが、「防音室」等にも窓が必要ない場合もあります。しかし実際のところ戸建ての住宅で窓のない防音室を作るのもなかなか難しいようです。
我が家の設計では特に「防音室=リビング」なので、このトップライトは必須だったのです。

そんなトップライトの話。

トップライトの施工過程
1階から見上げる。
まだ内壁が施工されていない状態。


内装工事が進んできて、トップライトに通じる吹抜け部分に断熱材が施工されている途中。
足場が組んでありますが、施工は難しそうでした。


内壁が貼られ、足場もなくなりました。
壁材は吸音機能のあるボードです。


吹抜けの入り口部分にサッシがついた。
グレモン錠でサッシが枠に強く密着するようになっています。


屋根の上から。
防水のためキチンとシーリングされているか確認してくれています。
二枚を組み合わせているんですね(完成までよく分かっていなかった)。


階段の下部からリビングのトップライトが入っている部分を見る。
このモルタルの壁の中に吹抜け状の空間があり天窓へ繋がっている。


トップライトからの採光
このトップライト、断面図は以下のようになっています。
赤の⇔部分が煙突状の吹抜けになっています
吹抜け部分が結構長いので、リビングから見える範囲に日光が直接差し込むことはないです。
冬場の現在は、吹抜け上部に少し直射日光が入っているでしょうか。
夏場はもっと差し込んでいると思われますが、それでもリビングまで届くことはないと思われます。夏場を過ごしたけど忘れたので、また夏が来たら確認しときます…
すこーしだけ光が射しているのが
わかるでしょうか

昼間は安定した明りが入る
で、直射日光は入らないのだけど、昼間は北面の窓のような安定した明りが入って来ます。
写真で光を捉える技術がないが…


法令上仕方がなく設けたトップライトではありますが、特に東のダイニング側からの採光が弱まる昼以降は、これがなければかなり暗くなります。
日当りはそれ程意識していない私たちでしたが、このトップライトは採光上もあってよかったと今は思っています。

夜のトップライト
そして夜はどうなるかというと、吹抜けに通じるサッシ手前に設置した照明で(→関連記事:照明計画の提案図面と変更点こんな感じになります。
外部に通じるサッシと室内側のサッシと二重構造
角に照明を設置
夜間でも吹き抜けからの明かりが楽しめます。
竣工時からウキウキで写真を紹介していたので、もうおなじみですかね?

リビングの照明は他に調光機能のついたレール照明がありますが(→関連記事:照明計画の提案図面と変更点こちらは熱をもつので、夏場はよくトップライトの方だけ点けて過ごしました。そして現在も。

この雰囲気が結構よくて気に入っています。

関連記事まとめ〜


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