2015年2月11日水曜日

屋根と雪止めと大雪、ガルバリウム鋼板の進化

久しぶりにいつもの富山の冬らしい降雪がありました。
富山市内の平野部に位置する我が家周辺でも一晩で50センチ程積もりました。
でもひどかったのは1日程度で、今日になると寒さもやわらぎ雪は解けはじめています。

施してある雪止めのおかげか、これくらいの降雪では屋根からの落雪もほとんど無し。
屋根から雪はほとんど落ちてないみたい
境界を超えた隣地は
隣家のアプローチになっていて
キチンと雪かきしてありますね…
今回の雪はすぐに峠を越しましたが、時にはあとからあとから降り積もることもあり、そうなるとさすがに落雪に注意しないといけないと思います。


我が家の雪止め
まず、我が家は二重?に切妻屋根が乗っている形です。

二階全体にかかっている切妻、一階の水回りとカーポートにかかっている切妻があるということです。
上の屋根の方が若干勾配がきつく、下の屋根は勾配が緩いというよりもほぼフラットに近いです。

勾配と施工面積を考慮してのことだと思いますが、雪止めの数はそれぞれ以下のようになっています。

下の屋根
勾配:(上に比べて)緩い(100:5)
施工面積:狭い
屋根の葺き:縦ハゼ葺き
雪止め:左右に一列ずつ

上の屋根
勾配:(下屋根に比べて)きつい(10:3)
施工面積:広い
屋根の葺き:横平葺き
雪止め:左右に二列ずつ

雪止め用アングル
勾配に応じて取付ける数を決めている
見づらいですが上の勾配がきつい方の屋根の上。
雪止めのアングルが二列についています
雪止めが二列に施工されています
雪止め自体は単純なL字のレール金具に見えます
これも分かりづらいですが
写真の下半分に縦葺きの屋根が見え、
先端に雪止めが施工されています
縦葺きと横葺きには以下のような違いがあります。
横葺き:防水に注意が必要、施工には勾配が10:3以上必要
縦葺き:防水性能が横に比較して高いが施工コストが高い傾向にある

ちなみにこのことは以下に投稿されていた記事:屋根について。(サイト:いえのつくりかた。より)で知りました
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まだ投稿数が少ないコミュニティなので、投稿が増えるといいな〜と思っています。
なかなか屋根のデザインをまとめてみる機会が無いので、是非。

そして、金属屋根の葺き方も色々な方法があるみたいですね。
平葺き、ハゼ葺き、嵌合式、折り板葺きなど…目的とコストなどによって使い分けるようです。

我が家の屋根の材質
そして後回しになってしまったけど、我が家の屋根の材質はガルバリウム鋼板です。
昔でいうと「トタン屋根」というイメージがあって、敬遠されることもあるようですが、我が家はコストとメンテナンス性を優先して採用したものです。

ガルバリウム鋼板の進化
ここ最近ガルバリウムの進化版のような製品が出ているんですね。
例えば、日鉄住金鋼板株式会社のエスジーエルなんかがそう。
もともとガルバリウム鋼板は耐食性の強いもの、という認識でしたが、これらの製品はさらに強いらしいです。
最近の現場で使われているみたいで、昨年竣工した我が家では採用できませんでしたが、これから検討される方は是非候補に。
住宅建築は常に進化しているんだなーと思います。


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